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ネットのプリンス
第3章 アパレル業の女
「ほんとに気持ち良かったわ・・・ こんなに乱れたのはひさしぶりよ」
萎れておとなしくなったペニスを
愛しそうにニギニギしながら
女は幸せそうに笑った。
「そう言っていただいて俺も嬉しいです
奥さんだけじゃなく俺だってこんなに硬くみなぎったのは久しぶりです
それに奥さんのオマンコはすごくよかったしね」
もう、バカね・・・
そう言って女は洋介に口づけをねだった。
ひととおり唾液の交換をすませてから、
女がポツリと言い出した
「ねえ、私の男になりなさいよ・・・」
洋介はチラリと彼女の左手の薬指に光る指輪を確認した
「でもあなたはご結婚されているんでしょ?」
「そうね、これはプロポーズじゃないの。
つまり・・・ 私に快楽を与える男になってほしいと言ってるの」
「俺にセフレになれと?」
「ええ、もちろんタダというわけじゃないわ、 それ相当のお手当を差し上げてもよろしくてよ」
女の目が契約を求める経営者の目になっていた。
「残念ながら俺は金で体を売るようなことはしません
今夜のことにしても快楽を与え与えられて、セックスというのは
需要供給のバランスの上に成り立ってるのではないかと思ってるんです」
洋介はそう言い放つと
ベッドから抜け出して身支度をはじめた。