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兄と妹~本能のおもむくままに~
第2章 クラスメートの伸二
『私とセックスさせてあげようかと思ったけど…
来ないのなら隣のボックスのオヤジでも誘って
バージンをあげることにするわ』
そのように返信すると
『ウソ!エッチさせてくれるの?
行く!今すぐ行きます!』と言ってきた。
すぐ来なさいよ。バカ伸二。
アニメのキャラと同名と言うだけで
クラスのみんなからは
「バカ伸二」と呼ばれていた。
そのように悪態をつきながら
飛び込んだのが
カラオケボックスだったことを悔やんだ。
これがネットカフェなら、
伸二が来るまでAVを見て
オナニーしながら
気持ちを昂らせる事ができたのにと思った。
30分もしないうちに
クラスメートの伸二はやって来た。
かなり自転車を飛ばしてきたんだろう
はあはあ、ゼエゼエ言いながら
美穂が待つ部屋に飛び込んできた。
「そんなに慌てて来なくてもよかったのに」
今すぐ来いと命じたのは自分なのに
いざ飛んで来れば素っ気なく言い放つ。
「お前のその性格を治さねえと男にモテないぞ」
伸二は額から流れ落ちる汗を
おしぼりで拭きながら言い返した。
「別にモテなくてもいいわ
あんたが居てくれたらそれでいいし」
そう言ってやると「まあな」と言いながら
まんざらでもないのかニヤリと笑った。