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兄と妹~本能のおもむくままに~
第7章 兄と妹の仮面を捨てる

一年前、美穂と啓司が結ばれたあとで

伸二も呼び出して四人で話し合い、

4人が4人ともパートナーを
一人に決める事が出来ないという結論に達した。


「決めなくてもいいんじゃないかしら」

明美がスワッピングを提案した。

隠し撮りに、怒り心頭だった明美だが、
これからも伸二と
セックスをさせて貰えるのならと
水に流すことにした。

伸二も美穂と結婚できるなら、
どっちでもいいと言った。


そういう訳で
今夜は兄の啓司と久しぶりに
セックスが出来るのだ。

布団を敷いて、しのぶを寝かしつけると
美穂は啓司に抱きついた。

「あんまり大きな声を出すなよ
しのぶが起きてしまうからね」

我が子の寝顔を見ながら啓司はそう言った。

「そうね。あの時の声を聞かされるのって
案外と迷惑なのよね」

美穂はそう言って
啓司と明美がセックスしてる声を聞きながら
悶々とした日々を懐かしく思い出した。



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