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兄と妹~本能のおもむくままに~
第1章 兄夫婦

誰も美穂が大股を開いて立っていようとも
気にする人はいなかった。

俺を誘っているのかい?と、ただ一人、
痴漢だけが脚を大きく開いた美穂の立ち姿を
喜んでいた。

美穂の望む通り
痴漢の指がアナルを通り越して
股間の中心部に侵入してくる。

しかも今度は大胆にも
スカートの裾から手を差し込んで
ショーツのクラッチを目繰り上げようとした。

痴漢の指が陰唇を撫でようかとする時に
初めて美穂は意識が現実に呼び戻され

「やめてください」と小さな声を上げた。

尻を撫でられてもいい。
アナルを弄られてもいい。

だが、おまんこだけは兄に捧げたかった。


美穂が拒むと同時に

「はい!現行犯ね」と
痴漢の手が誰かにねじ曲げられた。

鉄道警察の婦警が痴漢の男を
マークしていたようだった。

「あなたも次の駅で降りて証言してちょうだい」

有無を言わせずに美穂は途中下車させられた。

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