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第2章 ラブホテルにチェックイン

バスタブに溜まっていくお湯を見ながら
真智子はいそいそと洋服を脱いだ。

昔に付き合っていた相手とはいえ、
流れた月日が
ヌードをさらけ出すのには勇気がいった。


脱衣した衣服は
丸めてドアを少しだけ開いて外に投げ出した。
ショーツの股間部分は恥ずかしいほど
濡れてぐっしょりしていた。
おまけに女の臭いがプンプンしていた。

『よかったわ…
こんな恥ずかしいところを見られずに済んだ…』


オールヌードになった自分の体を
見下ろしてみると、

お腹には妊娠線の後が残り、

陰毛は無造作にモジャモジャと生えていた。


『やっぱり一緒にお風呂なんてムリ…』

そそくさとシャワーを終えて
彼がバスルームにやって来る前に出てしまおう。

真智子は急いでボディソープを手に押し出すと、
泡立てて股間を洗い始めた。


いつもはサッサと洗ってしまう女性自身を
念入りに洗う。

特に陰唇の裏側には
気をつかって膣垢が残らないようにした。

『ここを触ったり舐めたりして貰うのね…』
期待と不安が交互に襲いかかってくる。

『そうだわ、アナルにも
舌を這わすかもしれない』
真智子はお尻にもたっぷりと泡立てたシャボンで
指の第一関節まで沈み混ませて洗った。