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早熟桃の発情期
第1章 休日の図書館で
とある地方都市の市立図書館。

『トムの指がエレンの肉襞を弄る。 エレンの息遣いが荒くなる。 エレンの蜜壺からは粘り気のある愛液が漏れる。 トムの指が、その粘り気を楽しむように動く…』

一重まぶたの小さな目を大きく開き、桃香は閲覧コーナーで本を読む。
期待通りのエッチな内容で、桃香は生唾を飲む。

桃香が読んでいる本は、海外の恋愛小説の日本語訳。
官能小説と言っても過言ではないだろう。

『大胆でエロティックな小説』だと新聞の書評に書かれていて、桃香はタイトルを覚えていた。
そして、そのタイトルを図書館で見つけたとき、桃香の心は躍った。

この本を読んでいると、股間がもしょもしょする。
読みながらオナニーしたいって、桃香は思った。

本を借りて帰って、家でオナニーするというのが、普通の選択肢だろう。
家には自分の部屋があって、2年前から頻繁にオナニーしてる。

でも、図書館のカウンターでこの本を借りるのが恥ずかしい。
そして、家に持って帰ったら、両親に見つかるかもしれない。

桃香はちょっと迷って、それから決心した。
この図書館でオナニーしよう。
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