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所有物
第2章 買い手


「3番!」

「……すみません」


わたしの名前は3番だった。

今日も汚いゲージに入り販売される。
わたしの値段は不潔な見た目のため安い。

「肌は白いけどなぁ」
「もう少し肉がついてればなぁ」
「これにこの値段かー」

売り物の女性たちをみて男たちは品定めする。

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