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夜の蝶の物語
第4章 いたぶられる咲桜(さくら)

「この方は緊縛の世界では有名な
鬼塚平八さんだ。
小説家の鬼六ならぬ縄師の鬼八と呼ばれている」

そのように紹介されても、
その男は頭を下げないどころか

よろしくともはじめましてとも言わず、
持ってきた大きな鞄を床に置くと
ロープを取り出しました。


そしてチラリと咲桜を見やると

「これが今回の素材ですか」と
低く唸るような声を発した。

「ええ、貴方を人伝てに紹介されてから
貴方の作品を仕上げて行く様を
この目で見る機会を探していたんですよ」

そう言って頂けて光栄ですと言いながら
鬼八と呼ばれる男が
咲桜に近づいてきました。


「なに?何をする気なの?
体に傷をつけるのは契約違反よ!」

後退りしながら咲桜は身構えた。

「契約違反?なんだそれ?
そんなことは知ったことか」

竹島はこれから起こることを想像して
ペニスをカチカチに勃起させて
亀頭の先からトロリと我慢汁を流した。



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