この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
女流作家~君を愛すればこそ~
第9章 新しい愛の形

翌朝、気だるい気分で桐子は目覚めた。

お土産に買ってきたイタリアワインを飲みすぎたのかもしれない。

だけれど、お陰で時差ぼけもなく
ぐっすりと眠れたので
体は重いけれども頭はスッキリと冴えていた。

キッチンからは
ベーコンエッグの焼けるいい匂いがする。

すでに節子さんと晃は起き出しているのか
会話が弾んでいる声が聞こえてきた。

桐子はガウンを羽織ろうとして
着衣のまま爆睡したのに気づいた。

『またやっちゃった…
こんな堕落した生活は改めないとね…』

桐子はボサボサの髪を手ぐしで整えながら
キッチンに向かった。

「桐子おはよう」

上機嫌の晃が桐子の姿に気づいて挨拶をしてくる。

先ほどまで仲良く会話していた節子は
桐子に対して罰が悪そうに口をつぐんで
ペコリと頭だけ下げて挨拶をした。

『何よ、よそよそしいじゃない』

「節子さん、おはよう」

桐子は隣に座って
テーブルの下で節子の手を握った。

てっきり握り返してくるかと思いきや
拒むように桐子の手から逃げてしまった。

「?」

顔を覗き込むと桐子の視線に気づいた節子は
それとなく顔を背けて晃を見つめていた。

「さあ、朝ごはんの用意が出来たよ
三人で仲良く食べようじゃないか」

コーヒーを淹れた晃が
ニコニコしながらテーブルに着いた。

/145ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ