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女性アイドルDJを犯す!
第5章 夏美は芸能界で生きてゆく
白川はイライラしていた。
昨夜から夏美に何度も
スマホに電話を掛けているが、
まったく電話に出てくれなかった。
『ただいま応答できません、
ピーという音の後に用件をお話ください』
またか・・・・
昨夜から電子音声を相手に
何度話したことだろう・・・
「夏美?どうかしたのか?
頼むから連絡をしてほしい。
なにかあったのなら
お前の力になりたいんだよ・・・・」
スマホの消えてゆくディスプレイを確認し、
白川はスマホを胸ポケットに入れた。
空を見上げ、暗い夜空を見つめた。
夏美が自分の手の届かない所へ
昇ってゆく姿がはっきりと見えた。
『もう夏美は俺の手の届かないスターへの階段を
またひとつ昇ったんだな…』
白川は涙を流しながら
スマホのアドレスから夏美の番号を削除した。
白川が去ってしまったのも気づかず
夏美はCDデビューの夢に向かって無我夢中だった。

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