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第6章 作詞家 阿久津

そのように阿久津の呼吸を気遣いながら
クンニされてもなかなか逝けない。

夏美のあえぎ声の変化を
阿久津は聞き逃さなかった。

さあ、立ちなさいとばかりに
夏美の腰を抱いた手に力を込めて
上に引き上げようとする。

それを察知して
夏美は阿久津の顔の上から逃げた。

「いろいろ気を使わせてすまないねえ」
阿久津はクンニされながらも
自分の体を労ってくれる夏美を誉めた。

「さあ、いらぬ気づかいなく逝きなさい」
今度は逆に夏美をソファに横たえると
脚をM字に広げて
阿久津は夏美の股間の中心部に顔を埋めた。

一度燃えかけた夏美の体は
素早く反応した。
八木や樹との
荒々しいクンニしか知らない夏美にとって
優しく労るような阿久津の舌使いに
夏美は身も心も蕩けた。

知らぬうちに夏美は自分の乳房を
これでもかと揉みしだいていた。
愛液は驚くほど溢れ
皮張りの高級ソファにシミを作りあげた。

やがて阿久津の舌が
夏美のクリトリスを責め始める。
これでもかという執拗なクリトリス責めに
夏美の腰は挿入を求めて激しくバウンドする。

最初のうちは男根が欲しくて堪らなかったが
やがて舌だけで頂点が見えてくる。
「ああっ！ダメ！逝きそう！！」
夏美の手は自然と阿久津の後頭部に手をやり、
せめて鼻だけでも女陰に埋めて欲しくて
阿久津の頭をグイグイと股間に埋めた。

阿久津が頭を振って鼻先を夏美の秘淫に埋めると
夏美は頭が真っ白になり
「逝くっ！逝くっ！逝っちゃう！！」と
アクメに達した。