この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
キャンバスの華
第6章 銭湯の主人と女将
男は見上げる華という女の尻にご満悦だった。
作業モンペを穿いているのだが、
その服の上からでも
肉付きのよい尻は
男の目を楽しませるには十分だった。
男湯と同じように
三保の松原から見渡す富士を描いていくのだろう。
下絵なしで華は三保の松原の海岸線を
迷うことなく描いてゆく
華の尻を見ているうちに
男のイチモツが固くなり
その海岸線に浮かぶ帆船の帆のように
ふんどしの布地をパンパンに膨れさせた。
『この女子(おなご)の衣服をひん剥いて
素っ裸にさせてみたい・・・』
妄想はどんどん大きくなり、
なんとかして抱いてやろうと策を練り始めていた。
一方、母屋の方はと言うと、
「さあさ、たんとおあがり・・・」
次郎の前に草加せんべいと熱いお茶が用意された。
このせんべいは旦那が
桶を調達しにいった出先での名物なのよと
女将は上機嫌でそう語った。
とにかくお茶をさっさといただいて
華のもとへ帰ろう・・・・
次郎はせんべいを手に取ると
バリバリと忙しなく口に頬張った。
あまり品の良くない食べ方だったので、
パラパラとせんべいの欠片が
胡座をかいて座っている股間にこぼれた。
「あらあら・・・こんなにこぼしちゃって・・・」
女将は落ちた欠片を拾うために
次郎の股間に手をのばした。