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キャンバスの華
第6章 銭湯の主人と女将

「これは薪を縛る荒縄だよ
ほら、たくさんあるだろ?
これでいっぱい私の身体を縛っておくれよ・・・」


次郎は心がときめいた。

これだけあれば思う存分女の身体を緊縛できる

荒縄の先を手にすると
有無を言わせずに女の両手首から拘束し始めた。


学生時代に悪友から
春画をみせてもらったことがあった。

その中の1枚に
縄できれいに縛られている絵があった。

それを思い出しながら、
次郎は無我夢中で女の体に縄を走らせた。


記憶の中の春画は亀甲縛りというのだろうか

体にきれいに亀の甲の印がきれいに施されていた。


そんなふうに縛ってみたいと思ったが
どうにも縛り方がわからない・・・・

どうにかこうにか不格好ではあるが
女の体に縄の化粧を施した。

女は脚さえも縛られてしまったので
立っていることができずに
布団の上に寝転がった。

自分の足元で横たわる女を見て
次郎はゾクゾクと興奮した。

綺麗な亀甲ではないが白い柔肌に縄が食い込み、 エロスの香りを充満させていた。


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