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シャイニーストッキング
第12章 絡まるストッキング6      和哉と美冴2
 207 和哉の優しさ…

「んん……んっ…あっんっ……」
 わたしは和哉の足指の反撃に喘ぎを漏らし、身悶えし、唇からチンポが外れてしまったのである。

 すると和哉はサッと一瞬でわたしの下からカラダを抜き、そして素早くわたしの後ろ側へと回り込んだ。

「あっ…」
 そして和哉は後ろに回って腰を掴み、バックから挿入れようとチンポを割れ目に当てがってきたのである。

 するとわたしはそんな動きに対して手を後ろへと回し、挿入れようとしてチンポを握っている和哉の左手を制そうと触れたのだ。

 だがそれは、弱々しく、そして曖昧であった…

 だから、後ろを向いて
 止めて…
 と、いう目をしたのだ。
 だがそれは、その目は、本当に弱々しく曖昧で、ハッキリとした意思表示とはいえなかったのである。

 いや、自分自身でも拒否なのか、許容するのか…

 ヤらせるのか、ヤらせないのか…

 挿入れさせるのか、挿入れさせないのか…
 どうすればよいのか分からないのであった。


『新しい二人の関係…』

『もう…しないよ…』

『最後に…』

 そして今夜わたしが和哉に云った、そんなそれらの言葉がグルグルと心の中を駆け巡っていた。

 どうしてよいか、どうされたらよいのか…

 そして和哉も、そんなわたしの弱々しい、曖昧な抗いの手と目に逆に迷いが生まれてしまったようであったのだ。
 挿入れようとした動きが止まり、逡巡し始めたのである。

 ああ和哉ごめん…

 また、わたしのせいでキミを迷わせ、悩ませてしまったわ…

 全部、わたしの優柔不断な曖昧さが悪いのよ…

 和哉、ごめん…

 昨夜のアパートでもそうである、わたしの油断、優柔不断、曖昧さが原因で、こうして和哉、キミを迷わせ、悩ませ、戸惑わせてしまったのだ…

 それもこれも全部わたしのせい、わたしが悪いの…

 そしてキミは優しいから、無理はしない、いや、出来ないから余計に苦しませてしまうのよね…

 ああ、本当に和哉、ごめんなさい…

 わたしはそう心の中で懺悔する。

 そうなのだ、和哉は決して無理矢理にわたしを抱くなんて、挿入れるなんて、してはこないし、出来ない、出来る筈がないのだ。
 
 それが和哉の優しさであり、いいところでもある…のだ…が…

 物足らない…

 物足りない…の…かも…

 男として…





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