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シャイニーストッキング
第12章 絡まるストッキング6      和哉と美冴2
 225 Re…

 よく別れの常套句のひとつとして

 弟(妹)みたいに…

 兄(姉)みたいに…

 思っていたから男(女)として見られなくなってしまった…
 みたいな言葉がある。

 少し意味は違うのではあるのだが、わたしには和哉の…
『…こんな素敵な叔母さんがいるなんて…』
 と、いうその言葉が同義語に感じてしまったのである。

 違うのだ…

 女として見て欲しいのだ…

 なぜならば…

 わたしは和哉を一人の大人の男として認めたのだから…

 昨夜の逢瀬の流れの中で、和哉はわたしの同意をちゃんと確認せずに、ほんの僅かではあるのだが強引にわたしを貫いてきた、挿入れてきたのである。
 それは新たな和哉の男としての存在感、そして大人の男としてひと皮剥けたという事でもあるといえたのだ。
 それはわたしにとっての新たな和哉の魅力の再認識であり、再確認といえるのである。

 だから『叔母さん…』という言葉にどうも心が引っ掛かってしまい、挙げ句には…
『でも…さぁ…
 叔母さん…だったらさぁ…
 親戚とかだったらさぁ…
 エッチ…できないよ…しないよ…』
 と、言ってしまったのだと思われたのだ。

 そしてそれは…

 また今後…

 この先も…

 何かのきっかけでこうして二人切りになった時…

 もしも…

 もしも和哉に強引に迫られてしまったならば…

 断り切れずに…

 抱かれ、ヤらしてしまうかもしれない…

 いや、おそらくは断れないであろう…
 と、いえるのである。

 それがこの心の昂ぶりであり、疼きなのだと思うのだ…

 今日でお別れではないのだ…

 そしてもちろん最後の終わりではない…

『最後にヤらせちゃえばいいのよ…』
 ゆかりさんはそう云った。

 だけどヤらせた事で、更なる、新たな和哉の魅力を再発見、再認識、再確認してしまった…

 これがわたし達二人の、新しいカタチの始まりとなるきっかけになるかもしれない…

 そう…

 わたしと和哉のこれからの新しい関係のカタチへの…

 再スタート…

 Re・スタートなのだ…





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