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シャイニーストッキング
第14章 絡まるストッキング8 部長佐々木ゆかり

6 友達だから…
「駄目だからね、美冴さんを泣かしたらさぁ」
健太が美冴さんと付き合うのは、もちろん構わないし、いや、逆に賛成なのであるのだが…
だけど…
「駄目だからね、美冴さんは繊細なんだから、大切にしないとさ…」
大きなお世話なのであるが美冴さんの事は気になってしまうのだ、そして、二人が付き合うのならちゃんとその辺りの健太自身の身辺整理を確実に綺麗に、そしてクリーンにしてから付き合って欲しいと思ったのである。
なぜなら、美冴さんのあの『黒い女』時代のいきさつを訊いてしまったから、とても普通に放ってはおけない心境になっていたから。
そしてなにより…
美冴さんはわたしの友達だから。
いや、友達になったのだから…
「あ、それはもちろんですよ」
だが、健太はそんなわたしの想いを知ってか否か、こんな感じで軽く答えてきた。
そんな相変わらずの軽さに少し引っ掛かったのであるが、いつまでも美冴さんの話題をしつこくしてしまうと、逆に、変に勘ぐられてしまいそうなので、わたしは話題を変える。
「そういえばさ、健太に訊きたい事があったんだわ」
そう、それは一昨夜、ふと、気になった思い…
「何ですか…」
相変わらず軽く訊いてくる。
「ほら、あれよ、そのぉ、わたしってさぁ…」
正に、健太に相談するのがピッタリな感じの内容ではあるのだが、少し、なんとなく、気恥ずかしい想いも湧いてきていた。
だが、健太に訊くしかない…
「ほら、わたしってさぁ、一匹狼的なさぁ…」
そう言うと、健太の目が少し光った感じがする。
「だからよくわからないんだけど…」
そしてわたしは思い切って話す。
…『新規事業計画準備室』のメンバーが正式に決定し、揃った訳だから、決起集会みたいな感じを兼ねての飲み会みたいなモノをしなくてもよいのか…
と、訊いたのである。
「あ、まぁ、それは勿論、やった方がよいとは思いますよ」
すると健太は、笑みを浮かべてそう即答してきた。
「やっぱりそうよねぇ…」
やっぱりかぁ…
「で、それって、やはり、今日がいい のかなぁ?」
そして続けて訊く。
「うーん、そうですねぇ…
でも明日から長期休暇だし、みんな今夜予定とかもある人もいるかもしれないから…
お盆休み開けでいいんじゃないんですかね…」
「駄目だからね、美冴さんを泣かしたらさぁ」
健太が美冴さんと付き合うのは、もちろん構わないし、いや、逆に賛成なのであるのだが…
だけど…
「駄目だからね、美冴さんは繊細なんだから、大切にしないとさ…」
大きなお世話なのであるが美冴さんの事は気になってしまうのだ、そして、二人が付き合うのならちゃんとその辺りの健太自身の身辺整理を確実に綺麗に、そしてクリーンにしてから付き合って欲しいと思ったのである。
なぜなら、美冴さんのあの『黒い女』時代のいきさつを訊いてしまったから、とても普通に放ってはおけない心境になっていたから。
そしてなにより…
美冴さんはわたしの友達だから。
いや、友達になったのだから…
「あ、それはもちろんですよ」
だが、健太はそんなわたしの想いを知ってか否か、こんな感じで軽く答えてきた。
そんな相変わらずの軽さに少し引っ掛かったのであるが、いつまでも美冴さんの話題をしつこくしてしまうと、逆に、変に勘ぐられてしまいそうなので、わたしは話題を変える。
「そういえばさ、健太に訊きたい事があったんだわ」
そう、それは一昨夜、ふと、気になった思い…
「何ですか…」
相変わらず軽く訊いてくる。
「ほら、あれよ、そのぉ、わたしってさぁ…」
正に、健太に相談するのがピッタリな感じの内容ではあるのだが、少し、なんとなく、気恥ずかしい想いも湧いてきていた。
だが、健太に訊くしかない…
「ほら、わたしってさぁ、一匹狼的なさぁ…」
そう言うと、健太の目が少し光った感じがする。
「だからよくわからないんだけど…」
そしてわたしは思い切って話す。
…『新規事業計画準備室』のメンバーが正式に決定し、揃った訳だから、決起集会みたいな感じを兼ねての飲み会みたいなモノをしなくてもよいのか…
と、訊いたのである。
「あ、まぁ、それは勿論、やった方がよいとは思いますよ」
すると健太は、笑みを浮かべてそう即答してきた。
「やっぱりそうよねぇ…」
やっぱりかぁ…
「で、それって、やはり、今日がいい のかなぁ?」
そして続けて訊く。
「うーん、そうですねぇ…
でも明日から長期休暇だし、みんな今夜予定とかもある人もいるかもしれないから…
お盆休み開けでいいんじゃないんですかね…」

