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シャイニーストッキング
第3章 黒いストッキングの女2 美冴
 53 封印

 私は、激しい子宮からの衝動的な性欲の疼きに思考を支配されていく…

 私は組んでいた脚をゆっくりと戻し、そしてスッと両脚を開く、今日履いているスカートは膝丈である、対面の男の子から見るとその開いた脚の間からは、ちょうど魅惑の三角地帯が覗けるはずだ。
 
 ズキ、ズキ、ズキ、ズキ

 そして気付かれたと思い焦ってキョロキョロと視線を動かしていた男の子が、この私の所作に気が付いた。
 今度はその男の子は目を見開き、私のスカートの奥を直視してきたのだ。 

 ああっ、見てるっ、見られてるっ…

 ズキ、ズキ、ズキ、ズキ、ズキ、ズキ  

 もっと見たいの
 触りたいの
 匂いを嗅ぎたいの
 舐めたいの
 挿入れたいの
 やりたいの…

 ズキ、ズキ、ズキ、ズキ、ズキ、ズキ

 疼きの性欲の衝動の思考に私は壊れていくようだった。

 ああ、もっと見て、もっと見つめてっ…

 ああぁぁぁぁ…
 
 ズキ、ズキ、ズキン、ズキン、ズキン…

 子宮が激しく疼く。

  …と、その時停車した電車内に沢山の人々が乗り込んできて目の前に人混みの壁ができてしまった。

 あっ…

 その途端、冷静な自分が思考を取り戻す。

 わ、私ったら、何を… 

 ドキ、ドキ、ドキ、ドキ

 さっきまでのあれほどの激しい子宮の疼きが止まり、今度は焦燥の鼓動が高まってくる。

 な、なんてことを…

 それはまるで白昼夢といえる。

 3年前、私自身に起こった衝撃的な出来事の、あまりの衝撃に心を壊しかけてしまった。
 しかしかろうじて残っていた思考が当時持っていた希望や欲求を心の奥深くに封印し、なんとか理性を保ち、現在に至っていたのだ。
 それが一見、無気力、無関心、そして人並みに、平凡に、という想いを生んでいたのだ。

 だが、今、その封印が解け始め、抑制していた性欲が、蘇った過去から遡る想いが引き金となり、この白昼夢を引き起こしたのだと思われるのだ、そしてこの白昼夢から醒めた今、この現実に心が震え、焦る想いから冷や汗が溢れ出てきていた。

 ああ、どうしよう…

 ドキ、ドキ、ドキ、ドキ

 急激な封印の氷解に心が追いつかない、だが、融けはじめ、流れ出した氷は元に戻らないように、この抑え込んでいた想いはもう止められない。

 私は目を閉じ、心を落ち着かせようとする…

 


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