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シャイニーストッキング
第14章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり
 67 黒歴史…(2)

 そして六本木エリアへとステップアップを踏んだのが大学3年生に進級した春先の頃であった…

 その大学2年生の当時は、それまでの新宿、渋谷、横浜エリアのディスコではもう周りからかなり持てはやされ、持ち上げられ、既に『姫』と煽てられて相当調子に乗っていた、いや、絶頂期といえた。

 そして大学のナンパサークル内でも、当然の様に女王様然として崇められ、周りに相当数の男達をはべらせ、自由気ままに遊んでいたのである…
 いや、当時の女子大生としての遊びは遊び尽くしたともいえる。

 そしてもちろん男との経験、男性遍歴も相当数をこなしていた。

 だが、人間は、いや、若い女のサガというモノなのか…
 欲が深いのだ。
 その女の欲望は、満たせば満たすほどにその次を、その先を欲して止まないのであった。
 次から次へと刺激が、新しい刺激が欲しくなっていたのだと思う。
 つまりは、それまでが普通となってしまい、飽きてきて、次の、未知の、更なる昂ぶりが欲しくなってきていたのである。

 そしてその第一の例が、セックスであった…

 大学進学二日目で初体験を済ませ、その後の一時期は次から次へと男を代えて、セックスを経験をしていったのだが…
 ある程度の快感、絶頂感は感じてはいたのだが、なぜか、何かがモノ足りなく感じ、セックスをヤればヤるほどに心の中に虚無感的な想いが生まれ、そしてその想いが高まってきていたのであった。

 だが当時は、このセックスというモノを自分自身の価値観を高める為の女の武器としていたし、その当時は無闇やたらにカラダが疼いてどうにも堪らなかったのだ…
 のだが、同時にどんどんと虚無感的なモノも高まり、積み重なっていったのである。

 しかしついにその虚無感的な想いが弾け飛び、それまで経験した事の無い様な激しいセックスの快感を、未知の絶頂感を、感じた体験をした。

 それが…

 大麻、マリファナを決めてしたセックスであった…

 そしてその時の衝撃的な快感が、その後の約4年間のわたしを狂わせる事となったのである。

 その衝撃的なセックスの快感…
 それは大学2年生の夏休みの頃であった。

 その当時、既に周りでは普通にその大麻、マリファナ等がかなり出回っていたし、比較的安易に手に入る環境があった…




 
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