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シャイニーストッキング
第14章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり
 122 大原本部長との電話(15)

 コールセンター部は部署によっては365日24時間無休の部署もある。
 その為にこうした大型連休では緊急事態に備えて、当番を決めて社員も出勤する…
 だが、本来は、部長という役職はそんな当番には係わらないのであるが、他の社員の負担を少しでも減らそうとわたし自身が言い出した事なのだ。

 だけど、こうなると逆に、この当番出勤により明日の寂しさが紛れられるかもしれない…


『じゃあ、分かりました、気を付けて、お大事に…』
 
「ああ…、本当にすまないな…」

『そ、そんな、大丈夫ですから…
 それよりもお母様をお大事に…
 また明日でも…電話しますね………』

 理由が理由なのだ、彼にわたし自身の落胆の想いを悟られないように精一杯の虚勢を張って、そう言い、そして電話を切った。

「ふうぅ…」

 わたしは電話を切った瞬間に、思わず吐息を漏らしてしまう。

 それは落胆の吐息であった…

 また…

 いや…

 また、あと5日、彼に逢えなくなってしまった…

 今日は…

 今夜は…

 逢いたかったのに…

 いや、抱かれたかったのに…

 思いっ切り愛されたかったのに…

 理由が理由なのだ…

 仕方が無いし、彼に責任は無い…

 だけど…

 ただ…

 寂しい……な………



 それに…

 あの黒歴史を再び再認識してしまう再会が2日続いてあったから…

 そしてそのせいで昔を思い出してしまったから…

 余計に抱かれたかったのに…


 胸が…

 心が…

 ザワザワ…

 と、騒めいてきていた。


 浩一さんに…

 逢いたかった…






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