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シャイニーストッキング
第14章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり
 191 突然の…

「はぁぁ…」

 わたしは目を閉じ、そして今の会話の余韻に浸っていく…

 しばしの、束の間の、幸せな時間である…

 いや、あった…

 トントン…

 するとその余韻を醒ますかの様に、突然、部長室のドアがノックされたのだ。

「え…」
 わたしは目を開ける。

「あ…」
 するとドアの横から
「おつかれさまっす」 
 なんと、杉山くんが顔を覗かせてきたのである。
 そして、いつものノリの明るさでそう言って部長室のドアを開けてきた。

「佐々木部長おつかれさまっす、っていうかかなり疲れてるみたいっすけど?…」 
 と、ドアから顔を覗かせてそう言ってきたのだ。

「え、なに、いや、疲れてないわよ、ちょっと考え事してただけよ」
 わたしは慌ててそう言った。
 おそらく、大原本部長からの電話の余韻に浸っていて目を閉じていたからそう思ったのだと思われる。

「えー、そうっすかぁ、なんかぁ、かなり疲れてる様に感じたんすけどねぇ」

「そ、そんな事無いわよ、それよりも、今日からお休みじゃないのよ」
 なぜに会社に来たのか?…

「あ、お疲れさまです」
 すると杉山くんの後ろから、もう一人の営業課員の鈴木くんも顔を出してきたのだ。

「え、あら、鈴木くんまで…」
 わたしがそう呟くと
「いや、あれなんす………」
 そして杉山くんが話してくる。

…俺は、ちょっと気になる事があって書類を取りに来たんすよ、それにまだ部長がいるかなぁ?って思って少し顔出していこうかなんて…
 そしたら下のエレベーター前のエントランスに鈴木さんがいたんす…
 で、なぜいるのか訊いたら、どうやらこの後デートするんで待ってるっていうんすよぉ…
 だからぁ、多分、まだ佐々木部長が居るはずだからと、一緒に連れてきたんすよぉ…
 と、一気に話してきたのだ。

 あ、そうか、確か、彼女がこのコールセンターのオペレーターをしている…
 と、杉山くんが云っていた。

 そして、ふと時計を見ると間もなく午後5時になろうという時刻であったのだ。
 
 あ、もうこんな時間なんだ…
 そして損保系のオペレーターは24時間3交代だから、5時から中番と交代なのだ。

「ふうん、そうなんだぁ…
 今からデートなんだぁ、いいなぁ…」
 と、わたしは思わず呟いた。

「あ、はい、まぁ、そうなんです」
 




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