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シャイニーストッキング
第14章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり
 200 鈴木くんの気遣い

「あ、すいませーん、スパーリングワインをグラスでお願いします」
 そしてわたしがそうオーダーすると…
「あ、とりあえずそれ4つで…」
 と、鈴木くんがサッと追加オーダーしてきたのだ。

 そしてわたしを見て…
『すいません…』
 みたいな顔をしてきたのだ。

 さすが、少し鈴木くんは大人なんだなぁ…
 そんな気遣いをしてくる彼を見て、わたしはそう思う。

 そして杉山くんは25歳、彼女は多分23歳くらいか…

 二人はまだまだ若いんだわ…
 と、思った。

「さぁ、食べ物も決めなくちゃ」
 わたしは話題を変える意味でもそう言った。

 とりあえずは楽しい、そして賑やかな食事になりそうである…


「じゃあ、カンパーイ」
 スパーリングワインが揃うと、杉山くんがすかさずそう声を掛けてくる。

 冷たく、スッキリとした甘さが喉に心地よい…

「あ、そうだ、今夜はどこに出掛けようとしていたの?」
 わたしは鈴木くんカップルに訊く。

「あ、いや、別に決めてはなかったんです」
 と、鈴木くんは返してきた。
 
「そうだったの…」

「はい、わたしぃ、明日も仕事なんでぇ…
 ただ軽くご飯でも食べよっか…みたいなぁ」
 と彼女が続けて話してくる。

「あら、そうなの、松山さんは確か…」

「はい、損保担当なんでぇ、大型連休は忙しいんですぅ」

 そうなのである、損保担当は大型連休は忙しいのだ…
 皆、クルマで出掛けるから、事故、故障等のトラブルが普段の倍以上になるのである。

「そうよねぇ、損保関係は連休は忙しいわよねぇ」

「はい、そうなんですぅ…
 あ、ところで佐々木部長の連休のご予定は?…」


「え、あ、うん…
 今回は『新プロジェクト』や『新規事業計画』の二つがお盆休み明けから本格的に始動するから、なんとなく今回の休みには予定は入れなかったのよ…
 それに昨日までは会議続きだったから…
 ねぇ…」
 そう言いながら杉山くんに相槌を打つ。

「あっ、はい、そうっす、昨日までは連チャンで会議だったんすよ」
 と、杉山くんは心無しか嬉しそうに言ってきた。

「そうですよねぇ、佐々木部長はこれからかなり忙しくなるんですよねぇ」
 と、彼女は言ってくる。
 そしてわたしはその言葉に頷いたのだ。





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