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シャイニーストッキング
第16章 絡まるストッキング10     連休最後の2日間…
 35 美冴と健太(17)

「あ、また、元気になってきたわ…」

 たっぷりと愛してあげるわ…

 健太が大好きだから…

 そんな不安を忘れさせてあげるわ…

 ううん、忘れちゃうくらいに感じさせてあげる…

「………てあげるわ」

「え?…」

 わたしは危うく心の声を呟きそうになり、慌てて、布団の中に潜り込み…

「あ、あうっ」
 健太のチンポを咥えていく。

 ジュル、ジュルル、チュポ…

 ああ、大きくて、熱くて…

 固いわ…

 そして久しぶりの感触だわぁ…

 そう、どんなにレズビアンの快感が強かろうが…

 この感触だけは絶対にあり得ない存在だ。

 いくら、バイブやディルドを巧みに使ったとしても…

 いくら、それにより絶頂感を得たとしても…

 どうしても偽物、異物感は拭えないであろう。

 ただ、今回のゆかりさんとの三日間の熱い夜は、指先と唇と舌先の快感で満足をし…
 いや、なぜか不思議とお互いに、この固い存在を欲さなかったみたいであったのだ。

 でも、今、こうして、健太のモノを口に含んでその疑問の答えが理解できた、いや、分かった気がした…

 それは…

 わたしにとって健太という存在が、健太自身の象徴でもあるこの存在が…

 そして、それはゆかりさんにしてみたら、やはり愛しい最愛の男である
『大原浩一本部長』という存在が、その象徴でもあるこの存在が…

 お互いの心の中で一番大切な存在であると、無意識に、そして心とカラダが理解していたからだと思うのだ。

 そしてわたしとゆかりさんとのあの三日間の逢瀬は…

 女同士の友情の延長であり…

 お互いの心の絆の確認であり…

 あくまでも、そう、それは…

 心の傷の、寂しい想いの…

 舐め合い的な、代替え的な逢瀬であったのだと思われる。

 だからあの三日間、どんなに昂ぶり、疼こうとも…

 膣が、子宮が、空虚感を訴えてはこなかったのだと思う。

 そう、あの三日間は夢と魔法の夜であったから…

 よけいなモノ、異物、代替えは要らなかったのだ。

 チュパ、チュポ、ジュルル…

 わたしはしゃぶりながらそう考えていた。

「あ、は、うぅ、み、美冴さん」
 健太はしゃぶられながら喘ぎ、身悶えてくる。

 そして、口が、唇が、舌先が…

 この健太の熱い存在に喜悦していく…




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