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シャイニーストッキング
第23章 ほつれるストッキング2 蒼井美冴と松下律子
37 松下律子(19)
なぜだろう?……
わたしは、少し不思議な面持ちで、美冴さんを見つめ返していた。
だって、そう言ってくる美冴さんは、あの人と男と女の関係があるが故からの言葉であり、応えであるのが明白なのに…
なぜか心は穏やかで、波打たず…
あ、いや、シンパシー…
それは、つまり、同じオトコを愛し、共有してるかの様な、まるで戦友みたいな感覚さえをも感じてきていた。
なぜなのだろう?…
これが、もしも、あの佐々木ゆかりの口から聞いたのならば…
激しく心を波立たせ、荒がり、激しく揺らいだに違いない。
「なんかそれまではさぁ、どこかさぁ、出世なんて気にしてないみたいな飄々とした感じだったのよねぇ…
ほら、あの本部長になった辺りまではさぁ…」
「……」
「逆に本部長になって困った…みたいな顔に見えてたしねぇ…あ、ご、ごめんなさい……」
美冴さんはそこまで話して、急に謝ってきたのだ。
「え?」
「いや、ほら、ご、ごめんなさい、馴れ馴れしくなっちゃって…」
「え、そんな…」
わたしは急に謝ってきた美冴さんに、不思議な想いを浮かべ、見つめていく。
だってーー
今までの、いや、ついさっきの宴会で話すまでの美冴さんに対する印象、想像は…
物静かで理知的で、ミステリアスな、不思議な存在感という想いであったから。
それに、今も時折見せてくるオンナとしての鋭さや…
そう、このハスキーな響きの声音と、甘いムスクの香りのどことなくアンバランスさが、わたしには不思議な魅力として、心が惹かれ、魅了されつつあった。
そして、あの人とも深い関係があり、いや、あった…
それが言葉の裏に見え隠れしてくるのであるが、なぜか、嫉妬心や焦燥感が沸いてはこない、そう、まるで、それは、愛しいあの人をこの美冴さんと二人で共有しているかの様な、シンパシー的な、不思議な感覚。
「ねぇ、まるでさぁ、元カノみたいな馴れ馴れしく、図々しいさぁ…」
「……」
わたしはそう言う美冴さんを見つめ…
彼女とのシンパシー的な共通点を探っていく。
「だけど常務サマの目の奥にさぁ、メラメラとした…」
美冴さんはそう話し続けながら、膝の掌にグッと力を込め、また再び、脚を絡めてきたのだ。
「……」
あっ、もしかして、ストッキングなのか?…
なぜだろう?……
わたしは、少し不思議な面持ちで、美冴さんを見つめ返していた。
だって、そう言ってくる美冴さんは、あの人と男と女の関係があるが故からの言葉であり、応えであるのが明白なのに…
なぜか心は穏やかで、波打たず…
あ、いや、シンパシー…
それは、つまり、同じオトコを愛し、共有してるかの様な、まるで戦友みたいな感覚さえをも感じてきていた。
なぜなのだろう?…
これが、もしも、あの佐々木ゆかりの口から聞いたのならば…
激しく心を波立たせ、荒がり、激しく揺らいだに違いない。
「なんかそれまではさぁ、どこかさぁ、出世なんて気にしてないみたいな飄々とした感じだったのよねぇ…
ほら、あの本部長になった辺りまではさぁ…」
「……」
「逆に本部長になって困った…みたいな顔に見えてたしねぇ…あ、ご、ごめんなさい……」
美冴さんはそこまで話して、急に謝ってきたのだ。
「え?」
「いや、ほら、ご、ごめんなさい、馴れ馴れしくなっちゃって…」
「え、そんな…」
わたしは急に謝ってきた美冴さんに、不思議な想いを浮かべ、見つめていく。
だってーー
今までの、いや、ついさっきの宴会で話すまでの美冴さんに対する印象、想像は…
物静かで理知的で、ミステリアスな、不思議な存在感という想いであったから。
それに、今も時折見せてくるオンナとしての鋭さや…
そう、このハスキーな響きの声音と、甘いムスクの香りのどことなくアンバランスさが、わたしには不思議な魅力として、心が惹かれ、魅了されつつあった。
そして、あの人とも深い関係があり、いや、あった…
それが言葉の裏に見え隠れしてくるのであるが、なぜか、嫉妬心や焦燥感が沸いてはこない、そう、まるで、それは、愛しいあの人をこの美冴さんと二人で共有しているかの様な、シンパシー的な、不思議な感覚。
「ねぇ、まるでさぁ、元カノみたいな馴れ馴れしく、図々しいさぁ…」
「……」
わたしはそう言う美冴さんを見つめ…
彼女とのシンパシー的な共通点を探っていく。
「だけど常務サマの目の奥にさぁ、メラメラとした…」
美冴さんはそう話し続けながら、膝の掌にグッと力を込め、また再び、脚を絡めてきたのだ。
「……」
あっ、もしかして、ストッキングなのか?…

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