この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
シャイニーストッキング
第18章 もつれるストッキング2      佐々木ゆかり
 6 再びの最悪な遭遇

「なんか稲葉が少し話しがしたいって言ってましたよ」
 わたしと稲葉ディレクターとの過去の裏側等知らない担当の方が、そうサラっと言ってきたのだ。

「え、あ、そ、そうなんですか?
 あ、えと、稲葉さんには?……」

 またすっかり動揺してしまったわたしがそう問うと…

「はい、一応、今日のことは教えてあります、多分、そのうち連絡がくるんじゃないんですか?」

「あ、そ、そうですか…」

「まあ、佐々木部長は華がありますから、是非とも稲葉にご協力もお願いしますよぉ」
 と、何も知らない担当の方は笑顔でそう話してきたのだ。

「あ、ま、い、いや、それは…」
 
 すると鈴木くんが、更に動揺してしまっているわたしを察知したのだろう…

「では、とりあえずこれからもよろしくお願いします…
 後日、また、ご連絡しますね…
 失礼します…」
 と、ナイスなタイミングでそう断りを入れてくれ、わたし達は退出する。

「ふぅぅ…」

 会議室を出たわたしは思わずそんなため息を漏らす…

「いやぁ、さすがゆかり部長っすねぇ、スゲェっすよぉ」
 と、何がスゴイのか分からないのだが、杉山くんがそう呟いてきた。

「え、スゴくなんか無いわよ…
 ただの昔の知り合いなだけよ」

「いやゆかり部長は美人だからぁ」

「おい、杉山っ」
 すると、さすが鈴木くんである、わたしの様子を敏感に察知し、鈍感な杉山くんを制してくれる。

「あっ」
 すると杉山くんも、やっちゃった…
 みたいな顔をして沈黙した。

 わたしはそんな鈴木くんに心の中で感謝する…

 やはり、そこら辺がシロウト童貞の杉山くんとの差なんだろうなぁ…
 一瞬、そんなことを思った矢先であった。

「あ、いたいた、お嬢さん」

 また、最悪な遭遇をしてしまう…




/2687ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ