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シャイニーストッキング
第18章 もつれるストッキング2      佐々木ゆかり
 26 ロッキー…(12)

「ぁ…ぁぁ……ぁ…ぁ…んっ………」

 そして酩酊してきたタイミングでロッキーが触れてきた…
 すると、まるで全身が性感帯にでもなったかの様に敏感に、そしてビクンっと全身に快感が走り、震えてしまう。

「ほぉ、やっぱりぃ、チョー敏感になってきたなぁ…」
 そんなロッキーの声が脳裏にこだまの様に緩やかに響いてくる。

「じゃあ、これでキマっちゃうなぁ」

「はぁっんっ……」

 突然、そう言いながら、ロッキーが挿入れてきたのだ…

 そして…

「ハァッ、うっ、うわぁ、やぁん……」

 そのひと突きで…

 わたしはイッてしまった。

「おおっ、やっぱりぃ、感度抜群になったなぁ」
 そしてそう囁きながら、グイグイと挿入れて、腰を激しく突いてきた。


「はぁっ、あぁっ、やぁっ、あぁっ、あんっ、や、やん、んっくぅ………」

 そしてそんなロッキーの突きに、わたしは快感で狂ったかの様に喘ぎ、いや、悲鳴を上げて…

 何度も、何度も、絶頂感を迎え…

 イキまくった、いや、イキ狂ったのだ。

「んっあぁっ…ぁぁ…………ぁ…………」

 そして意識を翔ばしてしまったのである…




 チン…

「はっ」

 わたしはエレベーターの到着のリンの音で…
 ハッと、我に還った。

 え、あ、やだ…

 稲葉ディレクターからの突然の昔のツレ、そして初めての快感、絶頂感を、いや、禁断のマリファナのキメセクを…
 いいや、色々な意味での初めての男の名前を聞いてしまい…

 わたしはつい…あの頃の記憶の海に沈んでしまっていた。

 あ、やだ…

 そして…アソコがジワジワと疼いているのも自覚する。

「ふうぅ…」
 思わず吐息が、いや、ため息が漏れてしまう。

 なんてことだろうか…

 あの黒歴史そのものといえる存在の
『三山蓮太郎』こと『三山蓮』

 それに『稲葉ディレクター』

 そしてそれに加え、わたしの正に過去の、いや『黒歴史』の原点といえる男である…
『ロッキー』こと『轟勇斗』の名前、いいや、存在感を、ううん違う、存在を聞き、思い還してしまった。

 それも、アソコを疼かせてしまう程にリアルに…

 ただでさえ『三山蓮』と『稲葉ディレクター』という二人の存在を持て余しているというのに、それに加えて『ロッキー』までもが現れてしまったのだ。



 
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