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シャイニーストッキング
第18章 もつれるストッキング2 佐々木ゆかり

29 秘書の秘密(1)
わたし達はコールセンター部に戻り、杉山、鈴木くんの二人は、わたしがタクシー内で指示した仕事を各々し始め、わたし自身は『新規プロジェクト準備室』の部屋へと戻る。
「健太、何かあった?」
そしてわたしの留守を任せている総合職である武石健太を呼び、仕事の進捗状況を問うた。
だが、まだ現実的には、この時点での準備室にはそこまで忙しくやる仕事は無い…
いや、今進めているネットでの、従来には無い、全く新しいカタチである保険の『新規加入プログラム』が、ある程度カタチにならなくては他の部署が動きようもないのであった。
そしてそのプログラムは来週半ば当たりにはなんとかカタチになる見通しで…
本格的なスタートはそれ、そう来週半ばからといえたのだ。
だから今週末に、決起集会を兼ねた飲み会の段取り等をこの武石健太と越前屋朋美の二人に任せてあった…
「じゃあさ、わたしはコールセンター部の部長室で色々片付けちゃうからさ…
万が一戻らなかったら皆を定時で帰らせてね」
「あ、はい、わかりました」
そしてわたしはコールセンター部のフロアに戻り、そして唯一の個室である部長室に向かう。
現在午後4時半過ぎ…
実は午後5時に鈴木くんと待ち合わせをしていたのだ…
それは依頼していた大原常務専属秘書の情報の件で。
それまでに本社宛の昨日、今日の新規業務契約の報告書を作製する…
トントン…
暫く夢中になって書類作製をしていたら、部長室のドアがノックされた。
「はい、どうぞ…」
鈴木くんが来たのだ。
「失礼します」
「そこに座って…」
わたしはソファを゙進める。
「…で?」
「あ、はい…
面白い…かなぁ、そんな情報が訊けましたよ」
鈴木くんの同期に本社秘書課勤務がいたのだ。
「え、面白い情報って?」
「あ、はい、実は…」
わたし達はコールセンター部に戻り、杉山、鈴木くんの二人は、わたしがタクシー内で指示した仕事を各々し始め、わたし自身は『新規プロジェクト準備室』の部屋へと戻る。
「健太、何かあった?」
そしてわたしの留守を任せている総合職である武石健太を呼び、仕事の進捗状況を問うた。
だが、まだ現実的には、この時点での準備室にはそこまで忙しくやる仕事は無い…
いや、今進めているネットでの、従来には無い、全く新しいカタチである保険の『新規加入プログラム』が、ある程度カタチにならなくては他の部署が動きようもないのであった。
そしてそのプログラムは来週半ば当たりにはなんとかカタチになる見通しで…
本格的なスタートはそれ、そう来週半ばからといえたのだ。
だから今週末に、決起集会を兼ねた飲み会の段取り等をこの武石健太と越前屋朋美の二人に任せてあった…
「じゃあさ、わたしはコールセンター部の部長室で色々片付けちゃうからさ…
万が一戻らなかったら皆を定時で帰らせてね」
「あ、はい、わかりました」
そしてわたしはコールセンター部のフロアに戻り、そして唯一の個室である部長室に向かう。
現在午後4時半過ぎ…
実は午後5時に鈴木くんと待ち合わせをしていたのだ…
それは依頼していた大原常務専属秘書の情報の件で。
それまでに本社宛の昨日、今日の新規業務契約の報告書を作製する…
トントン…
暫く夢中になって書類作製をしていたら、部長室のドアがノックされた。
「はい、どうぞ…」
鈴木くんが来たのだ。
「失礼します」
「そこに座って…」
わたしはソファを゙進める。
「…で?」
「あ、はい…
面白い…かなぁ、そんな情報が訊けましたよ」
鈴木くんの同期に本社秘書課勤務がいたのだ。
「え、面白い情報って?」
「あ、はい、実は…」

