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シャイニーストッキング
第18章 もつれるストッキング2      佐々木ゆかり
 47 伊藤敦子(13)

 あのお盆休みの美冴さんとの禁断なビアンの夜を想い浮かべてしまい…
 いや、浮かべるスイッチを自ら入れてしまったのである。

 や、ヤバい…かも…

 ドキドキドキ…

 ウズウズウズ…

 そう一気に心を高鳴らせ、昂ぶらせ、疼かせてしまう。

 だが…
「そ、そんなぁ、ゆ、ゆかりさんの脚の方が全然キレイですよぉ…
 わたしなんてぇ、最近はぁ、殆ど手入れもしてなくてぇ…」

 え、あ?…

 なんと伊藤さんは、そんなわたしの想いと昂ぶりをよそに…
 シラッとそう応えてきたのだ。

「もともと体毛は薄いんですけどぉ…
 あぁ、いけないわぁ、最近、ホントに油断しちゃっててぇ…」
 と、自らの長い脚を膝立てし、そして撫でながらサラっとそうも話してきた。

「え、あ、う、うん、そ、そう…なんだぁ…」

 ドキドキドキ…

 ウズウズウズ…

 わたしは自分の、いや、そんな自分勝手な高鳴りと昂ぶりを隠しながら、そう応え…
 いや、隠すしかない。

 あ…

 美冴さんは、いいや、美冴さんとはこんな何気ない脚へのタッチがきっかけだった…
 ううん、きっかけだったから、わたしは…
 わたしは…


「はい、最近、個人的になんだかんだあったからぁ、お手入れもサボりがちでぇ…」

 だけどこの伊藤さんの平然とした応えに…

 あぁ…

 そ、そうよね…

 そうよ、こんな軽いワンタッチで…

 そうよね、普通はあり得ないわよね…

 あれは相手が美冴さんだったから…

 と、必死に脳裏で逡巡し…

 そうよ、そう…

 伊藤さんは普通、ノーマルなんだから…

 こんな脚へのワンタッチくらいで…

 わたしがどうかしてるんだわ…

 そう…

 わたしはどうかしてる…


「そ、そうよね…」
 わたしはつい、こんな自分の心の焦燥の想いをフッと言葉に出してしまう。

「え?」
 すると伊藤さんは不思議そうな声を出して、わたしを見る。

「あ、ち、違うのよ…
 あ、あぁ、なんかぁ、酔っ払ってきちゃったかもぉ」
 だからわたしはそう言って必死に誤摩化した。

「ふうぅそうですね、わたしもいい感じですぅ」

「そ、そろそろ寝ようかなぁ」

 わたしは自分勝手に一人で高鳴り、昂ぶり、疼かせてしまっていた自分が恥ずかしく感じてしまい…
 そう言うしかなかった。



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