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シャイニーストッキング
第19章 もつれるストッキング3          常務取締役大原浩一
 144 甘くて淫らな昂ぶり(3)

 それにさっき彼、浩一さんは間違いなく…
『愛してる』
 って云ってくれた。

 そしてこの携帯電話の電源を切ってくれた、という事実が…
 彼のわたしへの確実な愛の、愛情の想いの表れだと実感する。

 わたしはあの佐々木ゆかりからの三度目の夜中の着信の時に…
 彼、浩一さんを彼女から奪うと心に誓った。

 そして今夜…
 この携帯電話の電源切りという事実を知り、そのわたしの略奪という想いに間違いなく一歩近づいたと、いや、間違いなく今の彼はわたしの方を愛していると確信できる。
 
「はぁぁ、ふぅぅ…」
 彼、浩一さんはそのヒールを脱がしたストッキング脚の爪先を両手で慈しむかの様に、愛おしむかの如くに優しく掴み、その煌めくナイロン繊維に包まれ、輝いている…
 いや、ストッキングフェチには煌めき、輝いて見えているであろうそのストッキング脚の爪先を見つめてそんな吐息を漏らしていた。

 そしてわたしはそんな彼の様子を、その愛の実感の想いに浸りながら見つめ、心が淫らな昂ぶりに疼いてくるのを感じていた…
 いや、淫らな衝動が湧いてくる。

「ほ、本当にわたしの…なの?」

「あぁ、うん、り、律子のじゃなくちゃダメなんだ…」
 ゆっくりとわたしのストッキング脚の爪先に顔を近づけながら、そう囁く。

「本当かなぁ?」
 あの女、佐々木ゆかりのじゃなくても?…
 とは、とても言葉には出せなかったが、強く、そう心で想い、言葉に込める。

 すると、そんな想いはさすがに伝わる筈もないのだが…
「ほ、本当だよ、あ、愛してるんだ…」
 彼はそう応えてくれた。

「あぁ……あ、アナタ、いや、こ、浩一さん…」
 わたしはそんな彼の言葉に一気に感極まってしまい…

「あ…ふぅぅ…」
 わたし自ら、彼の口元にそのストッキングの爪先を運んでいくと、そんな喜悦の吐息を漏らし、愉悦の輝きを浮かべながら…
 その爪先を舐めてきたのだ。

「はぁ、あぁぁん、んん…」
 その彼の唇に含まれ、舐め、しゃぶられた瞬間…
 わたしは初めて、本当に、本気で感じてしまう。

 今までも彼にこのストッキング脚の爪先を舐め、しゃぶられてきてはいたのだが…
 全身に快感の電流が走り抜けるほどの快感を得た事はなかった。

 今までは、どちらかといえばくすぐったかったのたが…



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