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シャイニーストッキング
第20章 もつれるストッキング4     律子とゆかり
 42 快感に溺れる(5)

 ガチャ…
 僅か5分もしないで敦子がわたしの部屋に入ってきた。

 カチ…
 そして部屋のドアの鍵を掛けた音が聞こえてきた。
 
「ゆかりお姫さまぁ、ちゃんと待っていてくれていたんですね」
 するとバスタオルを巻き、ベッド上に座っているわたしを見てそう囁いてくる。

 ちゃんと待っていた?…
 そんなつもりはなかったのだが、いや、そう、敦子の事を待っていたのかもしれない。

 ううん、敦子を待っていたんだ…
 だってそう囁きながらわたしの肩を抱き締めてきた瞬間に…
 ドキドキ…
 ウズウズ…
 と、一気に心が高鳴り、昂ぶり…
 ズキズキ…
 と、オンナというモノの奥が疼いてきたから。

 そう、それはまるで…
 敦子によりビアンの快感を刷り込まれ、そのもたされたビアンの快感という魔力に溺れ、支配され、蕩けるようなその快感に操られ、パブロフの犬の如くな条件反射の反応みたいといえる。

 また敦子が欲しい…
 敦子に優しく愛して欲しい…
 あのオンナ特有の快感が欲しい…

 わたしの心の奥から、いや、オンナという存在感の奥深くから…
 その欲求が叫びを上げてきた。

「あ…い、いや…ぁ、敦子ぉ…」

 そう呟くわたしの声は、淫靡な快感の期待に震え…
 この敦子を見つめる目は、欲情の昂ぶりに輝きを放ち…

 そして…
「あぁ、ゆかりお姫さまぁ…あ、愛してますぅ…」
 そう囁きながらバスタオルを捲り、広げられた股間は…
「うわぁ、キラキラしてますぅ…」
 オンナの存在感そのものからは、愛の蜜を溢れさせ、垂らし、シーツまでも濡らしていた。

「あ、あぁぁ、やぁぁ…」

 敦子の舌先が股間に近付いてくる…



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