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シャイニーストッキング
第23章 ほつれるストッキング2       蒼井美冴と松下律子
 74 融ける夜(27)

 そのわたしが破いた小さな綻びから、本当のりつこが露われたのだ。

 ビリビリ…
「あぁ、や、やぁぁ…」
 そのストッキングの綻ぶ音と共に、本当のメスの顔が露れた。

「や、あ、そ、そんなぁ」
 ピーっと伝線が太腿に走り…
 りつこの目の色が変わり…
 僅かではあったが抗いの力も完全に虚脱し…

「あぁ………」
 わたしに身を委ねてきたのである。

「かわいいわぁ、りつこぉ…」

「ん、あ、やぁぁ…」
 そしてそんな僅かな抗いの声を漏らすのだが…
 わたしの指先の動きに呼応するかの様に、無抵抗で、いや、自ら腰を動かし、すんなりと指先の侵入を受け入れてきた。

「あぁ、ヌルヌルよぉ…」

「そ、そんなぁ、やぁぁ…」
 そんなわたしの囁き通り、既に下着はぐっしょりと溢れ出ている愛の蜜で濡れそぼり…

「っん、くうぁぁ…」
 肉芽であるクリトリスは固く勃ち、わたしの指先の弄りに、瞬く間に軽くイッてしまったようであった。

「んんっ、っんあぁぁ……」
 ビクビクと腰を震わせ、喘ぎ、わたしの肩をギュッと掴んできた。

 あっという間の絶頂であるーー
 これは、わたしの指先の動きに期待をしていた筈の絶頂であり…
 もう既に、完全に心を緩め、許してくれている証であり…
 そして、本当の淫らなメスのりつこという存在を露わにした絶頂といえた。

 そう、りつこ自身の象徴を綻ばせ、大原常務に愛され、愛し、ヤツの愛を求め、魅せる存在であるストッキングを破いたというわたしの行為により…
 平静な仮面が剥がされてしまったのだ。

 そしてその行為は、わたしだからこそ…
 同じストッキングという存在に自身の象徴を重ね、秘める、ストッキングラブなオンナに破かれたからこそ、すんなりと本当のりつこという存在感が露われたのであろう。

 わたしたからこそだーー
 それにわたしは決してビアンではないのではあるが、美しいストッキングを、いや、美しいオンナを愛することができるし、現実的には先週ゆかりさんと三日間も愛し合ったのだ。

 だからこうして同じオンナの敏感なポイントを愛し、絶頂感に導けられた…
 そしてりつこもすんなりと受け入れられたのだと思われる。

 そしてなにより、わたしとりつこは、同じオトコを…
 大原浩一というオトコを…
 
 愛しているのだからーー


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