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シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング 1
 6 鎮めて…

「つい、昔の話ししちゃいましたね…」
「ああ、つい美冴くんのハイテンションにつられてしまったよ」
 私がそう言った時である、彼女の様子が急にガラリと変わったのである。

「ああ、そう、すいません、ごめんなさい、つい、話し過ぎちゃって……」
 急に『黒い女』に戻った感じになったのだ。

「いや、全然、そんな楽しいから…」
 つい動揺してしまう。

「な、なんか、変なんです…昨夜から変なんです…」
「へ、変って…」
「な、なんか、昨夜から……」
 自分を抑える事が出来なくなっているんです…と、急に話してきたのだ。

「抑えるって…」
「テンションが上がると…」
 心の中がワクワク、ドキドキ、と、胸の昂ぶりが抑え切れなくなってしまうんです…
 そう言いながら急にカウンターの下で私の手を握り、脚を伸ばして絡めてくる。

「な、なんか自分の感情がコントロールできなくなっちゃうみたいなんです…」
 そう私の目を見つめてきた。

 えっ、あっ、これはっ…

 その見つめてくる目は、この前の夜と同じ様に、濡れて、欲情の輝きを放ち始めていたのだ。

「お、おい、み、美冴くん…」
 その濡れた瞳に吸い寄せられそうになってしまう。
 そして急激にドキドキと昂ぶり始めてきていた。
 その彼女の昂ぶる欲情の瞳が、濡れた艶やかな唇が、絡めてくる脚のストッキングの艶の光沢が、私を誘ってくるのだ。

「ああ、なんかダメなの、テンション上がったらそのままで、治まらなくなっちゃって…」
 そう、苦しそうに呟いてくる。

「う…ん…」
 私はどう応えてよいのかわからなかった。

 そしてカウンターの下で私の手を握る彼女の手の湿り気が増した様に感じた時である。
 その彼女の手がスッと私の手を引き、なんと、緩やかなプリーツスカートの中へと導いてきたのだ。

「ねぇ……鎮めて……」
 そう囁きながら彼女は私の手を自らのパンティの股間へと導いてきたのである。

「ああっ…」  

 お、おい…
 
 そう既に、股間はびっしょりと濡れていたのだ。


「きっと…」
 きっと、急激に変わったからその抑制していた2年間の反動なのかもしれない…
 そう呟いてくるのである。

「は、反動…」


 そして彼女の目が

 抱いて
 
 鎮めて…

  そう、無言で語り掛けてくる。








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