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シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング 1
 16 休日出勤

 他の営業課員二人と杉山くんの計四人で、打ち合せと確認等を兼ねての会議をする。

 わたしと杉山くんはこの後向かう二つのテレビ局に渡す資料等のチェックをする。
 そして二人の営業課員には、わたしは昨日の会議時に今日はわざわざ休日出勤しなくてよいと伝えたのだが、人材派遣会社等との打ち合せた資料等の整理と確認等をしたいという事で出勤してきていたのだ。
 だが、彼等の本心はこの僅か入社3年目の杉山くんがこれ程の大きな新規業務案件を取ってきた事に内心穏やかではなく、そして今後の自分の営業成績の為にもと、どうやらわたしと杉山くんの動向が気になる意味もあっての休日出勤らしいのである。
 何にしても今回のこの杉山くんが大きな案件を取ってきたという事がよい流れにはなっているのであるのだ。

「ま、休む時は休むという事で…」
 わたしは二人には午前中で帰る様に指示をしたのである。
 そしてテレビ局に向かう前にコールセンター部の諸々をチェックをし、笠原主任の他にもう一人存在する主任と各部署のオペレーターのチーフ達と朝の打ち合わせをする。
 損害保険部署は365日24時間3交代の態勢であるし、通販部署も365日の朝9時から夜9時までの12時間2交代の態勢なので、土日祝日関係無しで運営しているのである。

 そしてわたしと杉山くんはまずは赤坂のテレビ局へと向かう。
 だが、この二つのテレビ局は昨日の杉山くんのお父上の紹介であり、一応の話しと段取り等は全てやってくれてあるので、今日のところはそれ程は大変ではないのである。
 基本、お台場のテレビ局との契約内容がこの二つのテレビ局ともほぼ共通であり、仮契約を結んだ後に各々のテレビ局との詳細を決める事に既にまとまってはいるのだ。
 だからまずは仮契約をする、これが優先事項なのである。

 そして一つ目の赤坂のテレビ局は、やはりちゃんと話しが通じており、比較的にスムーズに、簡単に話しが進んだのだ。
 そして契約内容もほぼお台場テレビの局に合わせるとまで云ってくれたのである。
 午後は二つ目の東京タワーのテレビ局へと向かう。

 わたしはそんな午前中に何度か、大原部長に電話をしたい、という想いがあったのだが、なんとなく杉山くんの横で話しをするのが嫌で、必死な思いでその欲望を自制していたのであったのだ。







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