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シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング 1
36 8月4日月曜日午前7時05分
「笠原主任おはようございます、佐々木です…」
わたしは朝イチで本社に寄るのでコールセンター部には11時位に出勤になると伝えた。
だがそれは嘘で、実は朝起きたら生理痛が非道くて起きる気力が無かったのである。
普段生理痛など滅多に無いのであるが、なぜか今朝は下腹と奥が痛く少し貧血気味なのだ。
だから薬を飲んであと1、2時間程眠る事にしたのである。
以前の時もそれで症状は治まった。
今色々と多忙なのでさすがに休めないのだ。
ただなぜか本当の事が言いずらく、ついこんな嘘をついてしまったのである。
そして薬を飲み、もう一度眠る。
午前9時に目覚めると薬が効いたようで症状はかなり治まっていた。
よし、これなら大丈夫だ…
そして起きてコーヒーを煎れながら出勤の準備をし、今日の予定を浮かべていく。
そうだ、今日は例の『黒い女』蒼井美冴と再面談する予定になっていたんだ…
ふと思い出したのだ、だが笠原主任も同席予定であるせいか、彼女の存在を思い出しても胸のザワザワはそれほど起きない。
やはり笠原主任の存在は大きいわ…
わたしは『黒い女』に対して意識過剰な事は十分に分かってはいるのだが、その理由はいくら笠原主任といえども言える訳がない。
だがわたし一人では『黒い女』蒼井美冴の不思議な魅力に圧倒され、そして魅了されてしまい、心が動揺し、自分を見失ってしまう様で恐いのだ、だから笠原主任がいるというだけでも心が力強いのである。
だから彼女の存在が大きいのだ。
どうせ、正社員雇用はまた断ってくるに決まってるわ
サクっとやって終わらそう…
そう考えながらわたしは出勤をする。
「おはようございます、すいませんでしたね」
出勤し、自分のデスクに座りながら笠原主任にそう挨拶をした。
「はい、ご苦労さまでした、今のところ特に問題はないのですが…」
笠原主任はそう応えたのだがなぜかその目が問題アリと訴えているのだ。
「えっ…」
「問題はないんですが…」
もう一度そう言いながら視線をゆっくりとオペレーションルームへと動かしていくのだ、そしてわたしもその彼女の視線の動きにつられて見た。
「あっ、ええっ…」
ええっ、な、なに…
わたしは驚いてしまう。
問題アリだ、いや、大問題じゃないか…
「笠原主任おはようございます、佐々木です…」
わたしは朝イチで本社に寄るのでコールセンター部には11時位に出勤になると伝えた。
だがそれは嘘で、実は朝起きたら生理痛が非道くて起きる気力が無かったのである。
普段生理痛など滅多に無いのであるが、なぜか今朝は下腹と奥が痛く少し貧血気味なのだ。
だから薬を飲んであと1、2時間程眠る事にしたのである。
以前の時もそれで症状は治まった。
今色々と多忙なのでさすがに休めないのだ。
ただなぜか本当の事が言いずらく、ついこんな嘘をついてしまったのである。
そして薬を飲み、もう一度眠る。
午前9時に目覚めると薬が効いたようで症状はかなり治まっていた。
よし、これなら大丈夫だ…
そして起きてコーヒーを煎れながら出勤の準備をし、今日の予定を浮かべていく。
そうだ、今日は例の『黒い女』蒼井美冴と再面談する予定になっていたんだ…
ふと思い出したのだ、だが笠原主任も同席予定であるせいか、彼女の存在を思い出しても胸のザワザワはそれほど起きない。
やはり笠原主任の存在は大きいわ…
わたしは『黒い女』に対して意識過剰な事は十分に分かってはいるのだが、その理由はいくら笠原主任といえども言える訳がない。
だがわたし一人では『黒い女』蒼井美冴の不思議な魅力に圧倒され、そして魅了されてしまい、心が動揺し、自分を見失ってしまう様で恐いのだ、だから笠原主任がいるというだけでも心が力強いのである。
だから彼女の存在が大きいのだ。
どうせ、正社員雇用はまた断ってくるに決まってるわ
サクっとやって終わらそう…
そう考えながらわたしは出勤をする。
「おはようございます、すいませんでしたね」
出勤し、自分のデスクに座りながら笠原主任にそう挨拶をした。
「はい、ご苦労さまでした、今のところ特に問題はないのですが…」
笠原主任はそう応えたのだがなぜかその目が問題アリと訴えているのだ。
「えっ…」
「問題はないんですが…」
もう一度そう言いながら視線をゆっくりとオペレーションルームへと動かしていくのだ、そしてわたしもその彼女の視線の動きにつられて見た。
「あっ、ええっ…」
ええっ、な、なに…
わたしは驚いてしまう。
問題アリだ、いや、大問題じゃないか…