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シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング 1
49 リストアップ
「よしっこの8人、今から面接できないかな」
「はい、じゃあ、とりあえずなんとか連絡してみます」
「あっ、出来るだけ内密にしたいのだが…」
「勿論、了解です」
やはりこの越前屋くんは頼りになる。
そしてこの面接は夕方一杯掛かってしまったのだ。
だが面接した全員が優秀であり、皆、この今迄の旧態依然とした会社に対して不満を抱えた者ばかりであり、ヤル気と気概を持っていることがよく伝わってきたのである。
ちなみにこのリストアップの内訳は
営業部契約課から男性1名、女性1名
人事部から男性1名、女性1名
コールセンター部から女性2名
総務部から男性1名
資産運用管理部から女性1名
と、圧倒的に女性が多かった。
だが、まだこれはあくまでも目安であり、更に精査し、また、本社からもリストアップはされているのでそちらも精査しなくてはならないのだ。
そしてとりあえずこのリストを持ち帰り、明日、明後日と佐々木ゆかり課長と照らし合わせて人選をする事にしたのである。
「あっ、そうだ、越前屋くんは明日からはうちのコールセンター部に出社してくれるかな」
「えっ、は、はい…」
「うちの佐々木ゆかり課長を紹介するから、一緒にリストを作ってくれ」
「あっ、はいっ、わかりました」
かなり張り切った返事をしてきた。
とりあえず順調に動き出しているな…
とにかく明日、明後日の二日間でとりあえずの最初の、新規事業計画準備室の人選をしなくてはならないのである。
そして8月7日木曜日には人事異動の辞令を出し、8月8日金曜日には今回の吸収合併完全子会社化の正式記者会見発表をし、同時に新規事業計画準備室を発足するという急発進のスタートを切る事となるのだ。
だから時間的余裕は全くないのである。
しかし、そんな急スタート発進なのであるが失敗は出来ないのだ、これは現本社で主流派閥である松本副社長派、つまりは私からしたら山崎専務派閥の仕掛けた仕事という事であり、何が何でも成功をしなければならないという重大事項なのである。
だが、成功して当たり前、失敗したら私一人のクビで済む、そんな逃げ道のカラクリもちゃんと出来ているのだ。
そして成功した暁には、私の出世だけではなく佐々木ゆかりの更なるキャリアアップに繋がっていくのである…
「よしっこの8人、今から面接できないかな」
「はい、じゃあ、とりあえずなんとか連絡してみます」
「あっ、出来るだけ内密にしたいのだが…」
「勿論、了解です」
やはりこの越前屋くんは頼りになる。
そしてこの面接は夕方一杯掛かってしまったのだ。
だが面接した全員が優秀であり、皆、この今迄の旧態依然とした会社に対して不満を抱えた者ばかりであり、ヤル気と気概を持っていることがよく伝わってきたのである。
ちなみにこのリストアップの内訳は
営業部契約課から男性1名、女性1名
人事部から男性1名、女性1名
コールセンター部から女性2名
総務部から男性1名
資産運用管理部から女性1名
と、圧倒的に女性が多かった。
だが、まだこれはあくまでも目安であり、更に精査し、また、本社からもリストアップはされているのでそちらも精査しなくてはならないのだ。
そしてとりあえずこのリストを持ち帰り、明日、明後日と佐々木ゆかり課長と照らし合わせて人選をする事にしたのである。
「あっ、そうだ、越前屋くんは明日からはうちのコールセンター部に出社してくれるかな」
「えっ、は、はい…」
「うちの佐々木ゆかり課長を紹介するから、一緒にリストを作ってくれ」
「あっ、はいっ、わかりました」
かなり張り切った返事をしてきた。
とりあえず順調に動き出しているな…
とにかく明日、明後日の二日間でとりあえずの最初の、新規事業計画準備室の人選をしなくてはならないのである。
そして8月7日木曜日には人事異動の辞令を出し、8月8日金曜日には今回の吸収合併完全子会社化の正式記者会見発表をし、同時に新規事業計画準備室を発足するという急発進のスタートを切る事となるのだ。
だから時間的余裕は全くないのである。
しかし、そんな急スタート発進なのであるが失敗は出来ないのだ、これは現本社で主流派閥である松本副社長派、つまりは私からしたら山崎専務派閥の仕掛けた仕事という事であり、何が何でも成功をしなければならないという重大事項なのである。
だが、成功して当たり前、失敗したら私一人のクビで済む、そんな逃げ道のカラクリもちゃんと出来ているのだ。
そして成功した暁には、私の出世だけではなく佐々木ゆかりの更なるキャリアアップに繋がっていくのである…