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シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング 1
50 ランチミーティング
「おおっ、本当だっ」
昼少し前に外から戻ってきた杉山くん以下3名の営業課員達が、変身をした蒼井美冴を見に来てそう感嘆の声を上げたのだ。
「こらぁ」
わたしは思わずそう言ったのだ。
「あ、佐々木課長すいません、でも本当だったんすね」
「うん…」
きっとオペレーターの女子の誰かからでも聞いたのだろう、この職場は大原部長を含め男性社員は4人しかいないのだ、そして付き合っているとかはわたしの耳には入ってはこないのだが、当然の様に年齢の近い数人のオペレーター女子達とは仲が良いのである。
早速、朝イチに彼らにも報告が入ったのであろう。
「でも、あれ、本当に『黒い女』の蒼井さんすか…」
杉山くんがそう驚いている。
「なんか全くの別人みたい…なんか凄く若くも見えるし…」
わたしはそんな言葉に吊られて再び彼女を見てしまった。
ホント、ヘタするとギリ20代後半に見える…
また心がザワザワと騒めいてくる。
最近ようやく彼女、蒼井美冴に対して、抗らわないという完全降伏の様な心境地を受け入れて、かなり心の騒つきも落ち着きを取り戻していた筈なのだが、また今朝から再び騒つきが、昂ぶりが、治まらないでいるのだ。
そしてさっき彼女と少しだけ会話して、わたしの心の中にまた新たな
魅了される…
と、いう想いが生まれていた。
あの変貌ぶり、それにあの魅力的な笑み、
ホント魅了されてしまうわ…
今、こうして新たな彼女を見ると、全く自分にはないモノ、全く正反対なモノを持っている、いや、持っていて今迄隠していた様にも思えてならないのである。
本当に正反対みたい…
わたしにはあんな笑顔は出来ない。
あんな仕草は出来ない。
お客様対応をしている彼女の様子を見ていてつくづくそう思っていた。
「でも俺は、佐々木課長の方がタイプっすけどねぇ…」
突然、わたしの思考の中にそんな杉山くんの言葉が入ってきたのだ。
「あら、嬉しい事言うじゃない…」
「いや、ホント、マジッすから」
少し照れた感じでそう言ってくれる。
そうだ…
「そうだ、嬉しいから3人にランチご馳走するわ、ついでにミーティングもしたいしさ…」
そうなのである、どっちみち午後イチからこの営業課の3人と会議予定であったのだ。
「おおっ、本当だっ」
昼少し前に外から戻ってきた杉山くん以下3名の営業課員達が、変身をした蒼井美冴を見に来てそう感嘆の声を上げたのだ。
「こらぁ」
わたしは思わずそう言ったのだ。
「あ、佐々木課長すいません、でも本当だったんすね」
「うん…」
きっとオペレーターの女子の誰かからでも聞いたのだろう、この職場は大原部長を含め男性社員は4人しかいないのだ、そして付き合っているとかはわたしの耳には入ってはこないのだが、当然の様に年齢の近い数人のオペレーター女子達とは仲が良いのである。
早速、朝イチに彼らにも報告が入ったのであろう。
「でも、あれ、本当に『黒い女』の蒼井さんすか…」
杉山くんがそう驚いている。
「なんか全くの別人みたい…なんか凄く若くも見えるし…」
わたしはそんな言葉に吊られて再び彼女を見てしまった。
ホント、ヘタするとギリ20代後半に見える…
また心がザワザワと騒めいてくる。
最近ようやく彼女、蒼井美冴に対して、抗らわないという完全降伏の様な心境地を受け入れて、かなり心の騒つきも落ち着きを取り戻していた筈なのだが、また今朝から再び騒つきが、昂ぶりが、治まらないでいるのだ。
そしてさっき彼女と少しだけ会話して、わたしの心の中にまた新たな
魅了される…
と、いう想いが生まれていた。
あの変貌ぶり、それにあの魅力的な笑み、
ホント魅了されてしまうわ…
今、こうして新たな彼女を見ると、全く自分にはないモノ、全く正反対なモノを持っている、いや、持っていて今迄隠していた様にも思えてならないのである。
本当に正反対みたい…
わたしにはあんな笑顔は出来ない。
あんな仕草は出来ない。
お客様対応をしている彼女の様子を見ていてつくづくそう思っていた。
「でも俺は、佐々木課長の方がタイプっすけどねぇ…」
突然、わたしの思考の中にそんな杉山くんの言葉が入ってきたのだ。
「あら、嬉しい事言うじゃない…」
「いや、ホント、マジッすから」
少し照れた感じでそう言ってくれる。
そうだ…
「そうだ、嬉しいから3人にランチご馳走するわ、ついでにミーティングもしたいしさ…」
そうなのである、どっちみち午後イチからこの営業課の3人と会議予定であったのだ。