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シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング 1
53 笠原主任の想い
またまだあるのだが、ランチミーティングはとりあえずはここで一旦終了とした。
そして営業課3人は再び外回りへと出かけ、わたしと笠原主任は残ってコーヒーを飲む。
「でもゆかりさん、あら、ごめんなさい、つい…」
「いいえ、二人の時は構いませんよ…」
「ダメよ、仕事中は、ちゃんとしなくては」
「まぁ、そうですね」
「そうそう、それより佐々木課長のカラダ大丈夫なんですか」
「えっ…」
嬉しい言葉である。
「まあ、運動する訳じゃないのでぇ…」
そう言うのだが、本音は不安であり、猫の手も借りたい心境ではあったのだ。
「でもかなり優秀な人材を部長が例の保険会社からピックアップしてくれているみたいですし…」
それに本社からもかなり優秀な人材が異動してくる手筈にはなっているのだ…
と、伝えた。
「そうですかぁ…ならいいけど…」
「何かありますか…」
何となくその笠原主任の言い方に引っ掛かったのだ。
「いや、その、ほら…」
ピンと来た。
「ほら、蒼井美冴さんの…」
やはりそうだ…
確かに笠原主任は以前から、そう今となっては『黒い女』時代から何かと彼女を推してもくるのである。
「はい…」
「わたしにはなんか彼女と佐々木課長はすごくいいコンビになる様な気が、前からあって…」
確かに以前もそんな様な事を言っていたような気がする、そして彼女の持っているビジネス資格等のスキルもすごいし、前職である某大手旅行代理店での職歴からその優秀さは垣間見えてはくる。
のではあるが…
「本人がどうなんですかねぇ…」
「はい、でも、彼女はさっき変わったのではなく、元に戻った、と言いました」
「確かに…」
「それは、昔のヤル気のあった自分に戻った、という事なんじゃないかなぁって…」
そして笠原主任が語り始める。
前からお二人は似ている…
お二人からは同じ匂いを感じるんですよね…
と、言ってきたのだ。
「同じ匂いって…」
「うーん、何ていうか…」
その笠原主任の想いに不思議な感覚を感じる、そして何となくなのだが、母親的な愛情も感じていたのである…
またまだあるのだが、ランチミーティングはとりあえずはここで一旦終了とした。
そして営業課3人は再び外回りへと出かけ、わたしと笠原主任は残ってコーヒーを飲む。
「でもゆかりさん、あら、ごめんなさい、つい…」
「いいえ、二人の時は構いませんよ…」
「ダメよ、仕事中は、ちゃんとしなくては」
「まぁ、そうですね」
「そうそう、それより佐々木課長のカラダ大丈夫なんですか」
「えっ…」
嬉しい言葉である。
「まあ、運動する訳じゃないのでぇ…」
そう言うのだが、本音は不安であり、猫の手も借りたい心境ではあったのだ。
「でもかなり優秀な人材を部長が例の保険会社からピックアップしてくれているみたいですし…」
それに本社からもかなり優秀な人材が異動してくる手筈にはなっているのだ…
と、伝えた。
「そうですかぁ…ならいいけど…」
「何かありますか…」
何となくその笠原主任の言い方に引っ掛かったのだ。
「いや、その、ほら…」
ピンと来た。
「ほら、蒼井美冴さんの…」
やはりそうだ…
確かに笠原主任は以前から、そう今となっては『黒い女』時代から何かと彼女を推してもくるのである。
「はい…」
「わたしにはなんか彼女と佐々木課長はすごくいいコンビになる様な気が、前からあって…」
確かに以前もそんな様な事を言っていたような気がする、そして彼女の持っているビジネス資格等のスキルもすごいし、前職である某大手旅行代理店での職歴からその優秀さは垣間見えてはくる。
のではあるが…
「本人がどうなんですかねぇ…」
「はい、でも、彼女はさっき変わったのではなく、元に戻った、と言いました」
「確かに…」
「それは、昔のヤル気のあった自分に戻った、という事なんじゃないかなぁって…」
そして笠原主任が語り始める。
前からお二人は似ている…
お二人からは同じ匂いを感じるんですよね…
と、言ってきたのだ。
「同じ匂いって…」
「うーん、何ていうか…」
その笠原主任の想いに不思議な感覚を感じる、そして何となくなのだが、母親的な愛情も感じていたのである…