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シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング 1
 81 本当の卒業

 これが本当に『黒い女』の卒業の儀式、そしてゆうじからも卒業の儀式なんだ…
 そう決して、指先の爪先で股間のストッキングを破いていくのだ。

 ビリ、ビリっ…
 すると小さな穴から放射状に伝線が走っていき、穴が徐々に広がっていく、そしてわたしは指先でクリトリスを弄っていく。

 あっ、んんっ…
 その直接の指先の感触の刺激で瞬く間に堪っていた絶頂感が溢れ出てきた。

「んんっ…」
 快感の波が、まるでクリトリスから全身に広がっていくようでありる。
 そして破いた穴から更に2本の指を膣に挿入れていき、中の肉の壁を掻き混ぜる様に擦っていく。

「あっ…」
 すると奥から更なる絶頂感が湧いてくる、だが、所詮は指なのだ、肉の怒張の感触には適わない。
 すると脳裏に、一昨夜の大原部長のリアルな肉の怒張の感触が蘇ってきた。
 その感触を想い浮かべながら2本の指でグリグリと膣の中の肉壁を擦っていき、そして今度は左手の人差し指で同時にクリトリスを弄っていく。

「あうっ、っくぅ…」
 そして指先を奥へと進め、子宮の壁を突いた。

 んんっ、んん…
 全身がブルブルと震え、絶頂感の波が広がっていく。

「ああっ、んんっ…」
 そして絶頂感の最高潮の昂ぶりの瞬間に

 あっ…

 わたしはゆかり課長の顔を浮かべてイッてしまったのである。

 ああ、ゆかりぃ…
 
 彼女の見つめてくる憧憬の目が脳裏に浮かび
、わたしは頂感の波にさらわれていく。

 あぁぁぁ……

「はぁ、はぁ、ふうぅ…」

 ザワザワ…

 ズキ、ズキ、ズキ、ズキ…

 絶頂感で全身がゆっくりと弛緩していくようである。
 またしても、ゆかり課長の目を、顔を、浮かべながら絶頂を迎えてしまった。

 わたしはもしかして…
 そんな想いが心に過る。

 いや違う、あのゆかり課長の目、あの憧憬の目が、昔の貴恵や和哉の目を思わせてくるのだ、だから、ダブってこうなってしまうのだ…
 絶頂感の余韻に浸りながらそう考えていく。

 わたしは同性愛者ではないのだから…
 きっとあの二人にダブらせているだけなのだ。
 そう想いながらゆっくりとカラダを起こしていく、そしてふと下半身を見る。
 すると黒いパンティストッキングが無残にも破れ、引き裂かれていた。

 これで本当に『黒い女』の卒業だ…
 



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