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シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング 1
 88 スタート

「おおそうだ佐々木部長、彼女が越前屋朋美くんだ」
 大原本部長が彼女を紹介してきた。

「あっ、佐々木部長、越前屋朋美です、よろしくお願いします」
 満面の笑みでそう挨拶をしてくる。

 本当だ、大原本部長の言う通り、すごく可愛いし、愛嬌があるわ…

「えーと、ぶ、部長の佐々木ゆかりです、これからよろしくね…」
 部長だなんて自分で云うのがすごく気恥ずかしい。

「ええっ、そういえば、部長って…」
 と、越前屋朋美が、、ハッと気付いたように云ってきた。

「あっ、そう、佐々木課長は8月1日付けで新部長に昇進したんだ、正式辞令は明後日だがな、皆、そういうことたから」
 横から大原本部長が、そうフォローをしてくれる。

「うわぁ、スゲぇ…」 
 と、総合職採用のオリオンこと武石健太が、驚いて感嘆の声を漏らしてきたのだ。

「佐々木ゆかり部長かぁ…スゲぇや…」
 と、しみじみと言ってきたのである。

 まだ部長の響きに慣れないから、すごく気恥ずかしかった。
 そして正式辞令は明後日なのだが、その辞令の発表で、確かにこのわたしの昇進に驚かない人はいないであろう、だからこそ、これからが大変なのである。
 しばらくは、ひがみ、やっかみ、嫉妬からのあらぬ噂や、このコールセンター部に対しての嫌がらせ等もあるかもしれない。

 そしてまた、これから始まるこの
『新規事業準備室』
 に対しても、何かを仕掛けてくる輩がいるかもしれないのだ。
 だからわたしは其れ等に対して覚悟を決めていた。

 絶対に負けない…
 そして必ず彼が、この大原本部長がわたしを守ってくれる筈なのである。

 だからわたしは絶対に負けない、そして必ず、これから始まるこの新規事業を成功させるのだ。
 そしてこの成功イコール、わたしの実力の証明となり、更なるキャリアアップの確実な礎となるのである。

 大丈夫、この男、大原浩一本部長を信じて、そして付いていけば間違いはない筈なのだ…


「ま、そういう事だから、みんなこれから頑張ってくれ」
 大原本部長がそう云い、実質、この新規事業計画のスタートとなる。




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