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シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング 1

89 不惑の魅力
「あ、蒼井さんちょっと…」
わたしはこの蒼井美冴に対してずっとコンプレックス的な、そして、様々な想いを抱き、意識をしてきていたのだ。
だが、それが、今日、新しいスタートとなってからはそんな想いからのコンプレックス的な苦手意識が薄らいでいたのを感じていた。
なんでなんだろう…
さっきからずっと考えていたのだが、少しだけ解った事がある。
まずそれは『黒い女』ではなくなったからなのだと思われたのだ。
『黒い女』イコールあのおぼろげな目…
つまり、わたしはその彼女のおぼろげな目にやられていたのかもしれない。
そしてあの頃感じていた、大原本部長のいやらしいフェチ心の視線、それにわたしは嫉妬を感じていたのである。
だが、今、いや、今日、大原本部長はそのフェチ心の視線は全く彼女に向けてはいない、そしてわたしはその事をさり気なくチェックをしてしまっていたのだ。
それらが相まって、わたしは多分、こうして少し、落ち着いた気持ちで彼女、蒼井美冴さんと接してられているのかもしれないのである。
ただ、一つだけ、一つだけ変わらぬ不惑の想いも分かっていた。
それは、『黒い女』じゃなくなった彼女の溢れる魅力にすっかり魅了されている自分の想いなのである。
わたしは新たに、『黒くない女』の、彼女曰く、元に戻ったという彼女の魅力に魅了されてしまっていた、そしてその魅了されている想いは、ある種の憧れ的な一種の想いなのではないか、と、感じていたのだ。
今までのようなコンプレックス的な想いではなく、今度は不惑の魅力の想いなのである。
「蒼井さん、この彼女は、今度合併予定の保険会社のシステムエンジニア兼プログラマーの中島彩美さんです…」
わたしはそんな不惑な想いの蒼井美冴を意識しながらも仕事の為に対応をして、彼女に中島彩美を紹介する。
「さっそくだけど中島さん、蒼井さんの作成したプログラムをチェックしてくれるかな、多分、中島さんのプログラムとうまく相乗できる気がするのよ…」
そうなのである、本日の課題は準備室メンバーの人選と、この蒼井美冴のプログラムのチェックなのだ。
この中島彩美はこの準備室のこれからのシステムエンジニア兼プログラマーの中心となっていく事は既に決定していた。
「あ、蒼井さんちょっと…」
わたしはこの蒼井美冴に対してずっとコンプレックス的な、そして、様々な想いを抱き、意識をしてきていたのだ。
だが、それが、今日、新しいスタートとなってからはそんな想いからのコンプレックス的な苦手意識が薄らいでいたのを感じていた。
なんでなんだろう…
さっきからずっと考えていたのだが、少しだけ解った事がある。
まずそれは『黒い女』ではなくなったからなのだと思われたのだ。
『黒い女』イコールあのおぼろげな目…
つまり、わたしはその彼女のおぼろげな目にやられていたのかもしれない。
そしてあの頃感じていた、大原本部長のいやらしいフェチ心の視線、それにわたしは嫉妬を感じていたのである。
だが、今、いや、今日、大原本部長はそのフェチ心の視線は全く彼女に向けてはいない、そしてわたしはその事をさり気なくチェックをしてしまっていたのだ。
それらが相まって、わたしは多分、こうして少し、落ち着いた気持ちで彼女、蒼井美冴さんと接してられているのかもしれないのである。
ただ、一つだけ、一つだけ変わらぬ不惑の想いも分かっていた。
それは、『黒い女』じゃなくなった彼女の溢れる魅力にすっかり魅了されている自分の想いなのである。
わたしは新たに、『黒くない女』の、彼女曰く、元に戻ったという彼女の魅力に魅了されてしまっていた、そしてその魅了されている想いは、ある種の憧れ的な一種の想いなのではないか、と、感じていたのだ。
今までのようなコンプレックス的な想いではなく、今度は不惑の魅力の想いなのである。
「蒼井さん、この彼女は、今度合併予定の保険会社のシステムエンジニア兼プログラマーの中島彩美さんです…」
わたしはそんな不惑な想いの蒼井美冴を意識しながらも仕事の為に対応をして、彼女に中島彩美を紹介する。
「さっそくだけど中島さん、蒼井さんの作成したプログラムをチェックしてくれるかな、多分、中島さんのプログラムとうまく相乗できる気がするのよ…」
そうなのである、本日の課題は準備室メンバーの人選と、この蒼井美冴のプログラムのチェックなのだ。
この中島彩美はこの準備室のこれからのシステムエンジニア兼プログラマーの中心となっていく事は既に決定していた。

