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シャイニーストッキング
第8章 絡まるストッキング2 蒼井美冴
 3 直穿き

「三軒茶屋のあの…」
 わたしは涙を堪え、何とかタクシー運転手に行き先変更を伝える。

 そうよ、わたしには大原浩一本部長がいるんんだ…


 先にチェックインをし、部屋番号をショートメールした。
 そして先に部屋に入り灯りを薄暗く落とし、キャミソールとストッキングだけの姿になってベッドに横になる。

 ズキ、ズキ、ズキ、ズキ…

 大原本部長が抱いてくれるという期待感もあり、ますます疼きが昂ぶってきていた。

 多分、時間差的には約20分であろうか…
 わたしにはその20分が待ちきれない。
 普通ならこの間にシャワーでも浴びて待つのだが、わたしと本部長の間に存在するフェチ的な嗜好にはシャワーはいらないのである。
 この一日中穿いていたストッキングの香りが、匂いが、セックスの昂ぶりの媚薬であり、スパイスになるのだ。

 ああ、待てない…

 ズキ、ズキ、ズキ、ズキ…

 ストッキングを穿いたままに紐パンティをほどいて脱ぎ取り、直穿きになる。
 こうした普段の仕事の時にはちゃんとパンティを履く様にしているのだ。

 ああ、濡れてる…
 直穿きにした途端に股間のマチ部にシミが広がる。

 だ、ダメだ…
 待ちきれずに指先をストッキング直穿きの股間のマチ部へと這わせていく。
 既にヌルヌルに染みていた。

「あ……」
 指先をグイっとストッキングのマチ部の上から押し込み、肉の割れ目にナイロン繊維を食い込ませていく。

 ズブズブと指先が肉の割れ目の間に沈んでいく、そしてナイロン繊維の伸びの限界で押し込みが止まるのだが、その引き連れにクリトリスの先の小さな頭部分が微妙に擦れて快感の電流が走ってくる。

「あっ、ん…」
 既に昂ぶっている。
 軽い絶頂感にもう一触即発の状態であった。


 ガチャ…

「み、美冴…」
 ドアが開き大原本部長が入ってきて、わたしの痴態に声を漏らす。

「お、おそいの…」
 決して遅くはない、むしろ予想より速かった、だが、わたしはそう喘いだのだ。

「早く、早く抱いて、めちゃくちゃにして…」
 わたしは両手、両脚を広げ、そう囁いたのである。

 大原本部長は、彼は、ベッドサイドに来るなり上着を脱ぎ、ズボンを脱ぎ捨てトランクス一枚の姿になって、両手、両脚を広げるわたしに飛び込んできたのだ。

「ああっ…」



 
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