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シャイニーストッキング
第8章 絡まるストッキング2 蒼井美冴
22 第一印象
「…そうなんですよ、あの当時はバブル期全盛期だったから…」
ゆかり部長はあの美貌なので常に周りには男達を従えていて、女王様でしたよ
俺もそんな男達の中の一人でした…
そんな感じで軽く教えてくれた。
だが、もっと裏には色々ありそうに感じていたのだが、これ以上は訊かない事にしたのである。
なんとなくそう感じたのだ。
「それより美冴さんの学生時代は…」
「ええ、わたしの学生時代を訊くのぉ」
「はい、ぜひ知りたいです、美冴さんの学生時代の事を、そして…」
彼のそのタメてくる間に、なんとなくドキッとしてしまう。
すっかり彼のペースであり、魅力に惹かれつつあったのだ。
「…そして、今に至る迄の話しを訊きたいです…」
そう爽やかな笑顔で、そしてキラキラとした目で話してきたのである。
わたしは昔から第一印象で、その人となりを読んだり想像する。
そしてその第一印象で感じた想いはほぼ外れた事はなかったのだ、だが、この健太くんに関しては外れたようであった。
わたしの感じた彼の第一印象は、軽く、おちゃらけで、軽薄的なただの今風な若者としか感じられなかったのだが、こうして二人でじっくりと会話をしていくとかなり違ったのである。
確かに今風の若者的な軽さは感じるのであるが、決して軽薄的な軽さではない。
そしてあの昨夜の酒宴の席でもサッと自ら率先して動いたように、ちゃんと周りを見て、立場をわきまえ、気を利かせられる頭の回転の速さを持っていた。
決して軽薄でおちゃらけではないのだ、ちゃんと周りを見て、読んでうまく対応できる術を持っているのである。
確かにそうだった、偏差値の高い大学を卒業しているのであり、この若さで総合職という地位を得ているのである、これは単に頭が良いだけではなく的確に周りを観察し、読み、そしてうまく立ち回れているという証拠であるのだ。
つまりは人心を読む事に長けているという事なのである。
だから途中からそれに気付き第一印象とのギャップの差に、逆に惹かれてしまっていたのだ。
そしてそれは健太くんの女を、歳上の女を口説く作戦に、わたしはすっかりハマってしまっているという事なのである。
ドキドキ、ザワザワとしてきていた…
これは復活してからの大原本部長にも感じた事のない、感覚、感情であったのだ。
「…そうなんですよ、あの当時はバブル期全盛期だったから…」
ゆかり部長はあの美貌なので常に周りには男達を従えていて、女王様でしたよ
俺もそんな男達の中の一人でした…
そんな感じで軽く教えてくれた。
だが、もっと裏には色々ありそうに感じていたのだが、これ以上は訊かない事にしたのである。
なんとなくそう感じたのだ。
「それより美冴さんの学生時代は…」
「ええ、わたしの学生時代を訊くのぉ」
「はい、ぜひ知りたいです、美冴さんの学生時代の事を、そして…」
彼のそのタメてくる間に、なんとなくドキッとしてしまう。
すっかり彼のペースであり、魅力に惹かれつつあったのだ。
「…そして、今に至る迄の話しを訊きたいです…」
そう爽やかな笑顔で、そしてキラキラとした目で話してきたのである。
わたしは昔から第一印象で、その人となりを読んだり想像する。
そしてその第一印象で感じた想いはほぼ外れた事はなかったのだ、だが、この健太くんに関しては外れたようであった。
わたしの感じた彼の第一印象は、軽く、おちゃらけで、軽薄的なただの今風な若者としか感じられなかったのだが、こうして二人でじっくりと会話をしていくとかなり違ったのである。
確かに今風の若者的な軽さは感じるのであるが、決して軽薄的な軽さではない。
そしてあの昨夜の酒宴の席でもサッと自ら率先して動いたように、ちゃんと周りを見て、立場をわきまえ、気を利かせられる頭の回転の速さを持っていた。
決して軽薄でおちゃらけではないのだ、ちゃんと周りを見て、読んでうまく対応できる術を持っているのである。
確かにそうだった、偏差値の高い大学を卒業しているのであり、この若さで総合職という地位を得ているのである、これは単に頭が良いだけではなく的確に周りを観察し、読み、そしてうまく立ち回れているという証拠であるのだ。
つまりは人心を読む事に長けているという事なのである。
だから途中からそれに気付き第一印象とのギャップの差に、逆に惹かれてしまっていたのだ。
そしてそれは健太くんの女を、歳上の女を口説く作戦に、わたしはすっかりハマってしまっているという事なのである。
ドキドキ、ザワザワとしてきていた…
これは復活してからの大原本部長にも感じた事のない、感覚、感情であったのだ。