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シャイニーストッキング
第8章 絡まるストッキング2 蒼井美冴
 41 シャワー

「あの…」
 一緒にシャワー浴びてもいいですか…
 と、言ってきたのである。

「ええっ、一緒にって…」
 わたしは返事に窮してしまう。

 この事をどう捉えればいいのか、どう捉えるべきなのか、一瞬考えてしまったのである。

「いいじゃないですか、洗いっこしましょうよ…」

「ええ…でもぉ…」
 自律神経の暴走の疼きが治まった今のわたしは、冷静になっていたのだ。
 実は冷静に戻ったら、急激に恥ずかしい、羞恥心的な想いが湧いてきていたのである。
 ある意味、男性が射精と共に冷静になり、醒めるのと似た感覚と同じように、今のわたしは比較的冷静になってきていた。

 というか…

 実は、健太とこうした関係、つまり抱かれてしまった事にも、後悔をし始めてきていたのであったのだ。

 やっぱり、我慢して帰宅して、自慰行為で慰めた方がよかったのでは…
 そんな想いが湧いてきていたのである。

 健太に抱かれない方がよかったのだ…
 そんな後悔の想いが湧いてきていたのだ。

 だから、シャワーを浴びて、サッと帰ってしまおうか…
 と、まで考えていた。

「いいじゃないですかぁ」
 だがそう言って健太は立ち上がり、後ろからわたしを軽く抱き締め、そしてシャワールームへと連れて行くのである。

「ええ、ち、ちょっとぉ…」
「いいじゃないですかぁ、洗いっこしましょうよぉ」
 わたしは急に恥ずかしくなってきて、今更ながらドキドキしてきていたのだ。
 そして後ろから抱き締められながら、ユニットバスのバスタブに立ち、健太はシャワーのノズルを捻ってお湯を出してくる。

「あっ、んん」

 バシャ、バシャと上からお湯が落ちてくる。
 そしてわたしは腰の辺りに、再び硬くなっている健太の熱い怒張の感触を感じていたのであった。

 ああ、また、勃ってきている…

 ジャー、バシャバシャ…

「美冴さん…」
 上からシャワーのお湯を浴びながら、健太は喘ぐような声で囁いてくる。
 そして手にボディーソープを付けて、わたしのカラダに塗りたくってきたのだ。

「あんっ…」
 ボディーソープのヌルヌルが気持ちよい。 

 そしてわたしと健太は泡まみれになる…





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