この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング3 大原本部長と佐々木ゆかり部長
21 三者三様の魅力
「運転手さん、とりあえず天王洲アイル駅まで…」
そしてそう告げる、と、タクシーは首都高速に軽やかに入って行く。
「よかったです、嬉しいわ…」
「うん、そうか…」
「はい、だって月曜日の夜の電話では木曜日って仰っていたから…」
「ああ、確かに…だが、明日は朝から仕事で出社しなくちゃ、だから…」
「それはわかっています…」
果たしてわかっているのだろうか、今から律子のマンションに向かっているのだ、絶対にタダでは帰れるはずがないのだ。
この律子の魅力に抗えられるはずがない。
「でも、明日も…」
「それはもちろんだ、食事でも…」
「わあ、嬉しいです…」
本当に嬉しそうに腕に抱きついてきた。
私はそんな律子の顔を見ながら、ふと、考える。
どうして律子はこんなに私を気に入ってくれているのだろうか…と。
一回りも年上のこんな中年のおじさんなのだ、律子のような若くて、美しい、魅力溢れる女性ならば、男なんてより取り見取りの筈なのである。
現に、例の二代目若社長のように二日と開けずに通ってきている男だって存在しているのだ。
なぜなんだろうか…
それが不思議でならなかった。
この美しさ、そして天使のようなキュートさなのだ…
この律子には、心が蕩けてしまうように魅了されてしまっている…
想い返せば…
ゆかりには、最近特に愛でるような可愛いさの魅力が溢れてきていて、それに私はますます魅了されていた…
そして美冴には心が魅せられるような魅惑を感じている…
三人が三様に、それぞれの魅力を感じてしまっていたのだ。
なぜだか私を好いてくれている三人は、三人共に絶世の、魅力溢れる美女なのだ。
それを何が起きたのか私は彼女達の愛情を、一人で独占しているのである。
よくよく考えれば、私はとても贅沢で、欲深く、そしてものすごく幸せものなのだといえた。
それに彼女達は三者三様に魅力に溢れており、とても選ぶ事など出来やしないのである。
だが…
だが、もう迷わない事に決めたのだ…
全部を、三人を、貪欲に、自分のモノにして、迷わずに、そして、自分からは決して手放さない事に決めたのである。
なぜなら、昔の尖っていた頃ならば、迷わずそうしていた筈なのである、だからもう迷わない事に決めたのだ…
「運転手さん、とりあえず天王洲アイル駅まで…」
そしてそう告げる、と、タクシーは首都高速に軽やかに入って行く。
「よかったです、嬉しいわ…」
「うん、そうか…」
「はい、だって月曜日の夜の電話では木曜日って仰っていたから…」
「ああ、確かに…だが、明日は朝から仕事で出社しなくちゃ、だから…」
「それはわかっています…」
果たしてわかっているのだろうか、今から律子のマンションに向かっているのだ、絶対にタダでは帰れるはずがないのだ。
この律子の魅力に抗えられるはずがない。
「でも、明日も…」
「それはもちろんだ、食事でも…」
「わあ、嬉しいです…」
本当に嬉しそうに腕に抱きついてきた。
私はそんな律子の顔を見ながら、ふと、考える。
どうして律子はこんなに私を気に入ってくれているのだろうか…と。
一回りも年上のこんな中年のおじさんなのだ、律子のような若くて、美しい、魅力溢れる女性ならば、男なんてより取り見取りの筈なのである。
現に、例の二代目若社長のように二日と開けずに通ってきている男だって存在しているのだ。
なぜなんだろうか…
それが不思議でならなかった。
この美しさ、そして天使のようなキュートさなのだ…
この律子には、心が蕩けてしまうように魅了されてしまっている…
想い返せば…
ゆかりには、最近特に愛でるような可愛いさの魅力が溢れてきていて、それに私はますます魅了されていた…
そして美冴には心が魅せられるような魅惑を感じている…
三人が三様に、それぞれの魅力を感じてしまっていたのだ。
なぜだか私を好いてくれている三人は、三人共に絶世の、魅力溢れる美女なのだ。
それを何が起きたのか私は彼女達の愛情を、一人で独占しているのである。
よくよく考えれば、私はとても贅沢で、欲深く、そしてものすごく幸せものなのだといえた。
それに彼女達は三者三様に魅力に溢れており、とても選ぶ事など出来やしないのである。
だが…
だが、もう迷わない事に決めたのだ…
全部を、三人を、貪欲に、自分のモノにして、迷わずに、そして、自分からは決して手放さない事に決めたのである。
なぜなら、昔の尖っていた頃ならば、迷わずそうしていた筈なのである、だからもう迷わない事に決めたのだ…