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シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング3 大原本部長と佐々木ゆかり部長
65 打ち合わせ
私は午後7時に山崎専務と明日の吸収合併の記者会見の最後の打ち合わせをする為に、赤坂のホテルの会員制のラウンジで約束をしていた。
7時前には到着したのだが、既に山崎専務は来ていたのだ。
「あ、すいません遅くなりました…」
「いや、まだ時間前じゃないか、大丈夫だよ」
「大原さん、こんばんは」
すると、銀座のクラブ『へーラー』のママがいたのだ。
「あ、ど、どうも…」
「いや、大原くんと打ち合わせ終えたらママと同伴しようと思ってね…」
「あ、そうでしたか…」
すると
「すいません遅くなりました…」
「あっ、えっ…」
なんと、ホステスの松下律子がやって来たのである。
「なんか専務さんと同伴する話しをしたら、律ちゃんが大原さんと食事の約束してるって…」
だから、ママが誘ったのだそうだ…
確かに約束はしていたのだが、考えたら時間を決めてはいなかったのだ、さっきまで忙しくて連絡するのを忘れていたし、どっちにしても山崎専務との打ち合わせが終わってからでもいいや、と、考えていたのであった。
「ごめんなさい…」
律子はすまなそうに謝ってきた。
「いや、大丈夫だよ、ただ驚いただけだから…」
「ああ、すまん、私が誘ったんだよ…」
と、山崎専務がフォローしてくる。
なぜか山崎専務は最近、律子の味方をよくしてくるのだ。
どうやら山崎専務はついにママを口説き落としたらしく、そしてママが律子を可愛がっているのを知っているから、余計に律子の肩を持つのであろう。
となると、これからは更に私も律子を簡単には蔑ろにはできないということか…
ま、既に、腹は括ったのだ…
私は尖るのだ…
律子は勿論、ゆかりと美冴も手放さないことに決めたのだ…
腹は括ったのだ…
「じゃあ打ち合わせするから、少し外してくれ」
と、山崎専務はママと律子を別のボックス席へと導いた。
「あっ、これ明日の簡単な資料です」
そして私は最初に、ゆかりが作った資料を手渡した。
一応、明日、吸収合併した生保側から社長と、専務が出席するので4部コピーを用意しておいたのである。
「簡単な質疑応答の想定問答も用意してあります」
「おおっ、それはありがたい…
秘書に作らせたのだが、どこかのマニュアルの完全コピーでリアリティがなかったんだよ…」
私は午後7時に山崎専務と明日の吸収合併の記者会見の最後の打ち合わせをする為に、赤坂のホテルの会員制のラウンジで約束をしていた。
7時前には到着したのだが、既に山崎専務は来ていたのだ。
「あ、すいません遅くなりました…」
「いや、まだ時間前じゃないか、大丈夫だよ」
「大原さん、こんばんは」
すると、銀座のクラブ『へーラー』のママがいたのだ。
「あ、ど、どうも…」
「いや、大原くんと打ち合わせ終えたらママと同伴しようと思ってね…」
「あ、そうでしたか…」
すると
「すいません遅くなりました…」
「あっ、えっ…」
なんと、ホステスの松下律子がやって来たのである。
「なんか専務さんと同伴する話しをしたら、律ちゃんが大原さんと食事の約束してるって…」
だから、ママが誘ったのだそうだ…
確かに約束はしていたのだが、考えたら時間を決めてはいなかったのだ、さっきまで忙しくて連絡するのを忘れていたし、どっちにしても山崎専務との打ち合わせが終わってからでもいいや、と、考えていたのであった。
「ごめんなさい…」
律子はすまなそうに謝ってきた。
「いや、大丈夫だよ、ただ驚いただけだから…」
「ああ、すまん、私が誘ったんだよ…」
と、山崎専務がフォローしてくる。
なぜか山崎専務は最近、律子の味方をよくしてくるのだ。
どうやら山崎専務はついにママを口説き落としたらしく、そしてママが律子を可愛がっているのを知っているから、余計に律子の肩を持つのであろう。
となると、これからは更に私も律子を簡単には蔑ろにはできないということか…
ま、既に、腹は括ったのだ…
私は尖るのだ…
律子は勿論、ゆかりと美冴も手放さないことに決めたのだ…
腹は括ったのだ…
「じゃあ打ち合わせするから、少し外してくれ」
と、山崎専務はママと律子を別のボックス席へと導いた。
「あっ、これ明日の簡単な資料です」
そして私は最初に、ゆかりが作った資料を手渡した。
一応、明日、吸収合併した生保側から社長と、専務が出席するので4部コピーを用意しておいたのである。
「簡単な質疑応答の想定問答も用意してあります」
「おおっ、それはありがたい…
秘書に作らせたのだが、どこかのマニュアルの完全コピーでリアリティがなかったんだよ…」