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シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング4      和哉と美冴1
 22 5年前、あれから…(8)

「洗ってあげる…」

 わたしはそう呟き、手にボディーソープを塗り付け、和哉のカラダに抱きつき、塗りたくっていく。

「あつ、そんなっ」
 和哉は慌てて身を捩る。

「ほら、ここは気持ちいいかな…」
 そう囁きながら和哉の硬く反り返っているペニスを、ソープ塗れの手で握っていく。

「あっ…」
 和哉は小さく喘ぎを上げ、身を捩る。
 そしてわたしはペニスを泡だらけにして、扱いていくのだ。

「あっ、み、美冴さん、そんなっ」
 ソープの泡がヌルヌルして気持ちよいのであろう、和哉は喘ぎながら、身を捩る。

「あっ、あぁ…」 
 うっとりとした顔…

 漏れる喘ぎ…

 ビクビクと手の中で震える泡まみれのペニス…

「うふふ…」
 そんな和哉の快感が、わたしの快感にも通じてくるようであった。
 そしてそんな彼の気持ち良さげな顔を見るだけで、ズキズキと子宮が疼いてくるのである。

 ズキズキ、ズキズキ…

すると突然、和哉も手にボディーソープをたっぷりと泡立てて、わたしに反撃をしてきた。

「きゃっ、和哉くんっ」
 わたしに抱きつき、ソープのヌルヌルで乳房を攻めてきたのだ。
 そしてその和哉の手を防ごうと胸に手を持ち上げると、フェイントに引っかかったように、サッと下に手を持ってきて、ウエストの腰回りから下に掛けてボディーソープを塗りたくってきたのである。

「ああっ、キャっ、イヤぁん…」
 わたしはつい、そんな甘えた声を上げてしまった。
 そしてボディーソープの泡のヌルヌルの快感に感じてしまってきていたのである。
 そしてお互いに泡まみれになり、抱き合い、カラダをヌルヌルと密着して擦り合っていく。

 ヌルヌルが快感で気持ちいい…

「あぁんっ、和哉くん」

「ああぁ、美冴さん…」

 ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ…

 わたしの今までの恋愛の、そして結婚生活の中で、こうして男とシャワールームでボディーソープを塗りたくって愛撫し合うなど経験をしたことはなかった。
 いや、そもそもが、わたしのセックス観は基本的には受け身であり、こうした和哉に対して持っているような上からの目線を
 
 つまり
 教えてあげる…
 と、いうような想いさえも今まで持ったことなどなかったのだ。




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