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シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング4 和哉と美冴1

34 5年前、あれから…(20)
午後4時、和哉は更衣室から飛び出してきたかのようにクルマまで走ってきた。
「和哉くん、お疲れさま」
本当は心が張り裂けそうな位に昂ぶっていたのだが、わたしは澄まし冷静を装って声を掛ける。
「はぁ、ふぅ、美冴さん…」
少し息を切らしながら、満面の笑みを浮かべてクルマに乗り込んできた。
最初の日は、困惑と動揺…
2日目は、戸惑い…
3日目の昨日は、驚き…
そして4日目の今日は、
期待と喜びの嬉々とした笑顔…
和哉はこの4日間、そんな表情でわたしのクルマに乗り込んできていたのだ。
「そんな、息を切らせてまで…」
「だってぇ、早く逢いたくて…」
そんな嬉しい事を言ってくれる。
「今日のバイト、すっごく長く感じちゃいましたよ」
「そうなんだ…」
「そうですよ、美冴さんに逢うのが待ち遠しくて、何度も、何度も時計見ちゃいました」
ああ、本当に可愛い…
心からこの和哉の様子を見てそう想っていた。
でも、昨夜から、この少年の顔が、いざスイッチが入ると急激に大人の男の顔つきに変わるのだ。
そのギャップ差を一瞬想像してしまい、昂ぶってしまう。
「ねぇ、和哉くん、お腹は…」
「あ、はい、減ってます…」
「じゃあ、美味しいご飯に行こうか…」
「あ、はいっ」
実は昼間にステーキのコースが食べられるレストランの個室を予約しておいたのである。個室なら周りの目を気にしないで済むし、落ち着いて話しができるから。
今日の昼間、掃除、洗濯を終え、今夜の想像をしていた時に、わたし達はお互いの事をあまりにも知らない事に気づいたのだ。
確かにわたし達は予想もつかない、単なるわたしの悪戯心からの展開からの流れで、和哉とはこんな関係になってしまった訳なのであるが、あまりにもお互いのことを知らないのである。
だからゆっくり落ち着いた場所で、必要最低限の情報でもいいから和哉と話しがしたくなったのだ。
「うわっ、スゲ…」
この街で一番か二番に有名なステーキハウスである。
「こんな高級な店、初めてです」
「え、そうなんだ…」
実はわたしもこの街に来てからはこんな高級店は初めてなのであるが、わたしは大人なのである、ここは余裕を見せるしかない。
「どうぞこちらへ…」
わたし達は店員に個室に案内される。
午後4時、和哉は更衣室から飛び出してきたかのようにクルマまで走ってきた。
「和哉くん、お疲れさま」
本当は心が張り裂けそうな位に昂ぶっていたのだが、わたしは澄まし冷静を装って声を掛ける。
「はぁ、ふぅ、美冴さん…」
少し息を切らしながら、満面の笑みを浮かべてクルマに乗り込んできた。
最初の日は、困惑と動揺…
2日目は、戸惑い…
3日目の昨日は、驚き…
そして4日目の今日は、
期待と喜びの嬉々とした笑顔…
和哉はこの4日間、そんな表情でわたしのクルマに乗り込んできていたのだ。
「そんな、息を切らせてまで…」
「だってぇ、早く逢いたくて…」
そんな嬉しい事を言ってくれる。
「今日のバイト、すっごく長く感じちゃいましたよ」
「そうなんだ…」
「そうですよ、美冴さんに逢うのが待ち遠しくて、何度も、何度も時計見ちゃいました」
ああ、本当に可愛い…
心からこの和哉の様子を見てそう想っていた。
でも、昨夜から、この少年の顔が、いざスイッチが入ると急激に大人の男の顔つきに変わるのだ。
そのギャップ差を一瞬想像してしまい、昂ぶってしまう。
「ねぇ、和哉くん、お腹は…」
「あ、はい、減ってます…」
「じゃあ、美味しいご飯に行こうか…」
「あ、はいっ」
実は昼間にステーキのコースが食べられるレストランの個室を予約しておいたのである。個室なら周りの目を気にしないで済むし、落ち着いて話しができるから。
今日の昼間、掃除、洗濯を終え、今夜の想像をしていた時に、わたし達はお互いの事をあまりにも知らない事に気づいたのだ。
確かにわたし達は予想もつかない、単なるわたしの悪戯心からの展開からの流れで、和哉とはこんな関係になってしまった訳なのであるが、あまりにもお互いのことを知らないのである。
だからゆっくり落ち着いた場所で、必要最低限の情報でもいいから和哉と話しがしたくなったのだ。
「うわっ、スゲ…」
この街で一番か二番に有名なステーキハウスである。
「こんな高級な店、初めてです」
「え、そうなんだ…」
実はわたしもこの街に来てからはこんな高級店は初めてなのであるが、わたしは大人なのである、ここは余裕を見せるしかない。
「どうぞこちらへ…」
わたし達は店員に個室に案内される。

