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シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング4 和哉と美冴1

36 5年前、あれから…(22)
家族は…
将来の夢は…
大学は…
好きなタイプは…
等々を質問してみる。
すると和哉は答えてくれた。
両親、姉の4人家族…
親は教師か公務員になれと…
大学はとりあえず都内のどこか…
タイプは…
「タイプは…」
そこで和哉は考え込む、そして…
「あ、脚の綺麗な人かな…」
美冴さんみたいな…
と、付け加える。
「もお、そう言うと思ったわ…」
わたしは笑みを浮かべる。
「わたしはさぁ…」
そしてわたしも話しをしていく…
生まれも育ちも東京なのね…
あ、駒澤大学って知ってるかな?
実家はね、そのすぐ近くなの…
うちは両親ともに教師でさ、あ、父親は5年前に亡くなったけどね…
それでね、姉が教師してるの…
わたしも教員免許は持っているけど、旅行業界に興味があってさ…
「和哉くん、大学は?」
「まだ何も考えてません…」
「そうかぁ…」
「あ、そうだ、駒澤大学受けようかな」
和哉はそう笑いながら言った。
「それ、ありかもね」
わたしも笑う。
だが、わたしは後悔していた…
それはこんな話しをして、更に和哉との年齢差を痛い程に感じてしまったからである。
やはり、和哉とは大人と子供の差があるのだ…
と、そう、痛感してしまったのだ。
そして和哉は見た目も若く、どこから見ても高校生なのである、それを今、重く認識してしまっていた。
せめて、和哉がおじさん顔の老け顔だったらよかったのに…
そう思ってしまったのだが
あ、それじゃあ、和哉とはこんな関係にはならないか…
と、そんな間抜けな思いに自虐してしまう。
だが、和哉は勘が良いのだ…
わたしがこんな年齢差のギャップに落ち込んでしまったことに咄嗟に気づいたようで、サッと話題を変えてきたのである。
さすがにわたしも、その気遣いには嬉しくなった。
「そういえば昨日から、パートの朱美さんがうるさくて…」
そしてそんなわたし達にとっては唯一の共通の話題を話してきてくれたのである。
さすが和哉…
その気遣いの機転に嬉しくなってしまうのだか、わたしらそんな朱美の話題に少しドキッとしてしまう。
家族は…
将来の夢は…
大学は…
好きなタイプは…
等々を質問してみる。
すると和哉は答えてくれた。
両親、姉の4人家族…
親は教師か公務員になれと…
大学はとりあえず都内のどこか…
タイプは…
「タイプは…」
そこで和哉は考え込む、そして…
「あ、脚の綺麗な人かな…」
美冴さんみたいな…
と、付け加える。
「もお、そう言うと思ったわ…」
わたしは笑みを浮かべる。
「わたしはさぁ…」
そしてわたしも話しをしていく…
生まれも育ちも東京なのね…
あ、駒澤大学って知ってるかな?
実家はね、そのすぐ近くなの…
うちは両親ともに教師でさ、あ、父親は5年前に亡くなったけどね…
それでね、姉が教師してるの…
わたしも教員免許は持っているけど、旅行業界に興味があってさ…
「和哉くん、大学は?」
「まだ何も考えてません…」
「そうかぁ…」
「あ、そうだ、駒澤大学受けようかな」
和哉はそう笑いながら言った。
「それ、ありかもね」
わたしも笑う。
だが、わたしは後悔していた…
それはこんな話しをして、更に和哉との年齢差を痛い程に感じてしまったからである。
やはり、和哉とは大人と子供の差があるのだ…
と、そう、痛感してしまったのだ。
そして和哉は見た目も若く、どこから見ても高校生なのである、それを今、重く認識してしまっていた。
せめて、和哉がおじさん顔の老け顔だったらよかったのに…
そう思ってしまったのだが
あ、それじゃあ、和哉とはこんな関係にはならないか…
と、そんな間抜けな思いに自虐してしまう。
だが、和哉は勘が良いのだ…
わたしがこんな年齢差のギャップに落ち込んでしまったことに咄嗟に気づいたようで、サッと話題を変えてきたのである。
さすがにわたしも、その気遣いには嬉しくなった。
「そういえば昨日から、パートの朱美さんがうるさくて…」
そしてそんなわたし達にとっては唯一の共通の話題を話してきてくれたのである。
さすが和哉…
その気遣いの機転に嬉しくなってしまうのだか、わたしらそんな朱美の話題に少しドキッとしてしまう。

