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シャイニーストッキング
第11章 絡まるストッキング5 和哉と健太

24 連休中の予定
わたしはそんな健太の軽快な会話、そして彼の屈託のない笑顔に、すっかり楽しんでいたのだ。
そして会話が一段落した時であった、健太が訊いてきた。
「美冴さん、この連休の予定は…」
このお盆休みの9連休の事である。
「えー、うーんとねぇ…」
実はこんなわたしでも、お盆休みだけはある程度の予定があったのである。
そしてわたしは手帳を開き、それを見ながら話し始める。
「明日9日、、明後日の10日は何もないけど、11日からはちょっとお墓参り系が重なるのよねぇ…
でねぇ、13日までお墓参り系なんだわ…」
そう話した。
「13日まで…」
健太が思わず呟いた。
うん、何かあるのか…
ちょっだけそんな健太の反応が気になった。
「うん…そうなのよ…
意外に親戚系が面倒でさぁ、わたし父親ももう亡くなってるしさぁ…
それに…あの彼も…」
と、その時だけは思わず遠くを見てしまう。
「健太さんは…」
わたしは普通に訊いたのだ。
だが、一瞬、ほんの一瞬だが、健太がハッとした様に感じたのである。
だが、敢えてそれには無視をした。
「うん、俺も10日から13日まで忙しくて…」
咄嗟に、そう、なんとなくそんな感じで言ってきたのだ。
は、はぁぁん、ふむ…
わたしには、その時ピンときたのである。
「あ、そうなんだぁ、お盆てさぁ、色々と面倒よねぇ…」
わたしはそんな自分の勘に従って、少しだけカマを掛けていく。
「あ、は、はい…」
健太はなんとなく慌てて返事をしてきたのだ。
多分、この間の予定は訊かれたくはないのであろう。
可愛いわ…
そんな健太の不器用な正直さに、可愛さを感じてしまう。
「じゃあさぁ、14日から遊ぼうか…」
わたしはそんな健太に助け船を出してあげる。
「あ、はい、喜んでっ」
なんとなくだが、ホッとした顔でそう明るく返事をしてきたのだ。
ホント、わかりやすいわ…
嘘が苦手な男は嫌いではない、だが、ある程度はその時の状況に応じて欲しいという事が、最低条件ではあるのだが。
その点では、この健太はまだまだまであった…
だけど、嘘ばかりの男よりかは全然マシなのである。
わたしはそんな健太の軽快な会話、そして彼の屈託のない笑顔に、すっかり楽しんでいたのだ。
そして会話が一段落した時であった、健太が訊いてきた。
「美冴さん、この連休の予定は…」
このお盆休みの9連休の事である。
「えー、うーんとねぇ…」
実はこんなわたしでも、お盆休みだけはある程度の予定があったのである。
そしてわたしは手帳を開き、それを見ながら話し始める。
「明日9日、、明後日の10日は何もないけど、11日からはちょっとお墓参り系が重なるのよねぇ…
でねぇ、13日までお墓参り系なんだわ…」
そう話した。
「13日まで…」
健太が思わず呟いた。
うん、何かあるのか…
ちょっだけそんな健太の反応が気になった。
「うん…そうなのよ…
意外に親戚系が面倒でさぁ、わたし父親ももう亡くなってるしさぁ…
それに…あの彼も…」
と、その時だけは思わず遠くを見てしまう。
「健太さんは…」
わたしは普通に訊いたのだ。
だが、一瞬、ほんの一瞬だが、健太がハッとした様に感じたのである。
だが、敢えてそれには無視をした。
「うん、俺も10日から13日まで忙しくて…」
咄嗟に、そう、なんとなくそんな感じで言ってきたのだ。
は、はぁぁん、ふむ…
わたしには、その時ピンときたのである。
「あ、そうなんだぁ、お盆てさぁ、色々と面倒よねぇ…」
わたしはそんな自分の勘に従って、少しだけカマを掛けていく。
「あ、は、はい…」
健太はなんとなく慌てて返事をしてきたのだ。
多分、この間の予定は訊かれたくはないのであろう。
可愛いわ…
そんな健太の不器用な正直さに、可愛さを感じてしまう。
「じゃあさぁ、14日から遊ぼうか…」
わたしはそんな健太に助け船を出してあげる。
「あ、はい、喜んでっ」
なんとなくだが、ホッとした顔でそう明るく返事をしてきたのだ。
ホント、わかりやすいわ…
嘘が苦手な男は嫌いではない、だが、ある程度はその時の状況に応じて欲しいという事が、最低条件ではあるのだが。
その点では、この健太はまだまだまであった…
だけど、嘘ばかりの男よりかは全然マシなのである。

