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シャイニーストッキング
第11章 絡まるストッキング5      和哉と健太
 25 電話の着信

 だけど、嘘ばかりの男よりかは全然マシなのである…

 そして二杯目の赤ワインをお代わりし、わたし達は色々と話しを続けていく。
 そして今日の記者会見の話題になった。

「結構、報道関係者も沢山来ていましたよ…」
「そうなんだ、この間、証券会社が破綻したりしたから、経済的な話題が注目あるのかなぁ…」
「そうかもしれないですね、明日の経済新聞にはデカデカと載るみたいですよ」
「そうかぁ、じゃあ、この『新規事業』も注目されるのかなぁ…」
「多分…」
「だったらさぁ、来春、この『新規事業』の発表も記者会見するのかな」
「するんじゃないんですかね…」
「じゃあ、その時はゆかり部長がするのかしら…」
 その時わたし達はハッとした。

「そ、そうですよねっ、勿論、ゆかり先輩がやるんですよね」
「うわぁ、ゆかりさん美人だから、かなり注目されちゃったりして…」

「そうっすよねぇ…」
 健太はその意見に納得し、そしてそれを想像したらしく、興奮してきていた。

「す、すげぇや…」
 そして健太は今日、記者会見を見た時に思った事を話してきたのだ。

 男なら、サラリーマンなら、一度はあの記者会見の場所に立ってみたい…と。

「そうよねぇ、ある意味、謝罪会見でない限りは、サラリーマンの花形だものねぇ…」
 健太は頷く。

「ゆかりさんも、すごい注目浴びそうね…」
 そうなのである、あの若さで一流企業の部長であり、おそらくは『新規事業』の正式な発表と発信時には代表的なポジション、もしかすると役員にもなっているかもしれないのである。
 そしてあの美貌、美しさである、世の中が放っておかないかもしれない。

「すごい事になっちゃうのかも…」
 わたしはそれを想像し、感嘆の想いをしながらそう呟いたのだ。
 





 ブー、ブー、ブー…
 すると、突然、健太の携帯電話が着信したのだ。



 あ、ヤバい…
 健太はそんな顔をしてきたのだ。

 確か、一昨夜に二人でイタリアンレストランにいた時も着信があった…

 そうか彼女か…

 まだ彼女とは切れていないのだろう…





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