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シャイニーストッキング
第11章 絡まるストッキング5      和哉と健太
 30 ザワザワが証拠

「わたしね、今ね、純粋に、健太さんに抱かれたいの…そう想っているのよ…」
 わたしは素直に、正直に、今の想いを、心境を、囁いたのである。

 ザワザワ…

 胸が昂ぶってくる。
 まるで告白のようであった。
 この想いを抑える事ができないでいたのである。

 ああ…

 多分…

 あの電話の彼女に…

 彼女に、嫉妬しているんだわ…

 だから…

 だから、余計にこんな想いを昂ぶらせてしまってるんだわ…

 このザワザワがその証拠…

 嫉妬心の証拠…

 健太を…

 彼を…

 確実に自分のモノにしたい…

 心の奥にこんな衝動が生まれてきていた事を、自覚していた。



「健太さん家に行きたいな…」
 無意識に呟いた、わたし自身のこの言葉が、このわたしの内心の嫉妬心を表しているといえたのだ。

「えっ…お、俺ん家でいいんですか…」

「うん…確か、ここから近いのよね…」

 そう、確かこの西新宿からすぐの初台と言っていた筈だ…

「き、汚いっすよ…」
 
 独身男の部屋なのだ、汚い部屋が相場である。

 だが、この健太からは、なぜかそんなイメージが湧いてはこない…
 あくまでも、爽やかで、クリーンなイメージなのだ。

「いいわよ、片付けしてあげるから…」

 片付けしてあげるから…
 それは正に、彼女という存在になった女の常套手段の言葉である。

 わたしは…

 わたしはここで…

 ここで、女のズルさを…

 歳上女のズルさ、常套手段を…
 使ったのであった。

 嫉妬心がわたしにそう言わせたのだ…






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